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長く続けることを前提に

今回の記事では、リハビリ(介護予防)施設のオープンを間近に控えた今の心境のようなものを書いておきたいと思います。

特定非営利活動法人Re Stepが2022年6月にオープンさせる予定のリハビリ(介護予防)施設

MEZASUとARUKUのロゴ

MEZASU(脳卒中認定理学療法士による歩行トレーニングジム)

ARUKU(まちの歩行分析室)

MEZASUの方では、脳卒中認定理学療法士が2名在籍していて、脳卒中(脳梗塞やくも膜下出血などの総称)や脊髄損傷で歩行に障がいが残った方に対する介護予防を目的としたリハビリテーションを、

ARUKUの方では、健康寿命延伸のために重要な指標である「歩行速度」のほか、普段の歩き方を後ろ・横の2方向から撮影し理学療法士がその場で分析、その方に合ったオススメの運動方法を提案するサービスを、

それぞれの施設で提供することが出来ます。


そもそもなぜ新たな施設をオープンさせるに至ったのか?

それは、
・一般の方々にリハビリテーションを正しく知って理解してもらうことと、
・エビデンス(科学的な根拠)に基づいたリハビリテーションを提供することと、
・頑張って勉強し精進している理学療法士を守ること、

こういった背景があります。
このあたりの話を膨らませ始めるとキリが無いのでやめておきますが、私たちの中ではとても大事な理念のようなものになります。

そんな2つの施設オープンに向けて、日々色々な方々と打ち合わせなどをさせてもらう機会がたくさんあります。
・トレッドミル機器設置・・・設計士さん、搬入業者さん
・車いす用トイレ改築・・・大工さん、工務店の方
・手すりや福祉機器の設置・・・福祉用具業者さん
・看板の新設やデザイン変更・・・看板屋さん
・リリース(投稿文)の作成や添削・・・ビジネスサポートの先生
・SNSの活用方法・・・SNSの先生
などなど。

こういった方々と打ち合わせをするたびに、ふつふつとやる気が高まってくるのですが、
と同時に意外とクールな感情(思考?)も生じます。もう一人の自分が出てきて、「ちょっと1回落ち着こうか」みたいな感じになります。
若い頃は勢いあまって行動して失敗する経験があったので、冷静に物事を見る目や考える頭が備わったような気がします。
#今でも失敗は多い
#冷静に考えに考え抜いた結果失敗する
#失敗からは全力で学ぶようにしている


瞬発力と持久力

ちょっとここでふと思いついたので私自身の昔の話になりますが、
中学・高校の時に入っていた部活は陸上部で、一貫して800m走を専門競技としてやっていました。
#当時はこれに命をかけてた
トラック競技と呼ばれるものは短距離である100m走から一番長い距離で5,000m走(高校生の範囲)まである中、800m走というのはその中間に位置し、いわゆる中距離として分類されます。
この中距離走では、瞬発力(瞬間的に大きな力を出すこと)も持久力(長時間にかけて力を出し続けること)も必要で、この能力のどちらも鍛えるトレーニングが必要になります。
この配分がとても難しくて、瞬発力ばかりを鍛えて持久力のトレーニングをサボると800mの後半でバテてしまうし、
かといって持久力ばかりを鍛えると瞬発力が落ちてスピードについていけなかったりポジション取りに負けたりします。
#100m15秒のペースで800mを走り続ける
#8人で競走するため体当たりとか肘打ちとか普通にある


長く続けることを前提に

この800m走で必要な瞬発力と持久力の配分と同様に、これから始める新たな事業に対してもアツい思い/やる気(瞬発力)と、愚直にしたたかに進める冷静さ(持久力)のバランスが大事だなと感じます。

どちらが欠けてもダメだし、両方をバランスよく備えておかなければならない。
とはいえ、なぜか「どうしてもアツい思いややる気が溢れて仕方がない」という性分があります。
#面倒くさいヤツ

やはり事業を興す限りは長く続くようにしなければいけないし、そういった意味では今なお長く続いている会社や事業から学ぶことはとても多いと感じます。
SNSが無い時代に、それでもコツコツと宣伝し集客しファンをつくってきたような先人たちのやり方を真似てみたいと思っています。
もちろんSNSも併用はしますが、SNSでバズらせるとかそんなことでは決して無く、800m走で言うところの持久力(愚直にしたたかに進める冷静さ)を意識して新たな事業を始めたいと思います。