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腹筋【腹直筋ほか】①運動の起点

*こちらの記事は、いずみ訪問看護ステーションのアメーバブログ内で以前に投稿された記事と同じ内容になります。

#今見ても参考になるよ


前回のももの裏【ハムストリングス】に引き続く第4回目は、
お腹にある筋肉【腹筋群】となります。

腹筋というと世間一般的にはイメージできるかと思いますが、
正確に言うと、「腹筋」という名称の筋肉はありません。

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↑正面から

↓横から(表層)

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↑横から(深層)

お腹の筋肉が割れる、という一番イメージしやすい腹筋を、腹直筋と言います。
その他に、
お腹の横側にある、外/内腹斜筋、腹横筋が主な筋肉となります。
#合わせて腹筋群という


この腹筋群の重要な役割ですが、

①運動の起点となる固定作用

②呼吸運動(主に意識して息を吐く)の主となる作用

の2つに分けられると思います。


今回は、①運動の起点となる固定作用について、以下にお話しします。


腹筋群は身体の中央付近にあるため、手足や首の運動を起こすための起点になります。
要は、腹筋群が働かないと、起点が無くなる→手足や首が思うように動かなくなる、ということです。

よく分からないかもしれませんが、腹筋群がしっかりと働いているので、手足や首がブレずに正確に動かせるようになります。
腹筋群が働かないと、タコみたいにぐにゃぐにゃとした動きになってしまいます。
#コアを鍛える
#ブレないからだづくり

ダイエットの場面でよく腹筋を鍛えないといけない、とも思われがちですが、痩せる(体重を減らす)ためには腹筋よりも有酸素運動が一番です。

ウエストを細くしたいのであれば、腹筋も有効ですが、腹斜筋や腹横筋などの横側の筋肉を鍛えた方が効果が高まります。

腹筋を鍛えるべき人はどういう人かというと、まずは慢性的に腰が痛くなる人です。
座っている時間が長いとか、立ち仕事をする・重い物を運ぶなどが多い人ですね。

背筋は恒常的に力が入りやすい筋肉のため、よほどのアスリートでない限り、わざわざ背筋を鍛えることはありませんが、腹筋は意識しないと力が入りません。
#頑張って鍛えよう

この腹筋と背筋のバランスが崩れてしまい、腰痛という症状が出ている人が多いと思います。

前回お話ししたハムストリングスでもありましたが、猫背の姿勢を取りやすい方は、ハムストリングスのストレッチと腹筋の筋トレ、が重要になります。

腹筋の鍛え方・筋トレの仕方は色々とありますが、②呼吸運動(主に意識して息を吐く)にも腹筋は大きく関与するため、また次回紹介できればと思います。

ではまた次回!