153 アメリカの大学留学前の夏休みにやったこと。(2) 学費の送金と入寮準備
学費はどうやって送金すればいい?
親がやらなきゃいけない大事な仕事は、なんといっても学費を振り込むことでした。
娘の大学は半期ずつ、1年に2回学費を支払うことになっています。
その1回目が8月の初旬。
いったいどうやってやるの?
銀行振込だと、めちゃくちゃ手数料がかかるんじゃ?
っていうのが私には不安だったんですが、大学からメールで指示が来ました。
Flywire という、ネット送金の仕組みを使うそうなんです。
サイトにアクセスすると、大学の名前を選べばいいようになっていて、振り込み金額を入力して、表示された口座に自分の銀行口座からインターネットバンキングで入金するというもの。
Flywire だけで済むわけでなく振り込みは銀行のサイトからと、ちょっとややこしい部分はありますが、慣れればすべてネットなので簡単だし、手数料が数百円で済んでしまいます。
銀行振り込みでなく、クレジットカードを選択することもできて、そちらは手数料が数千円かかりました。
ちなみに、Flywireは学費等の支払いに限られていたので、個人的に娘にお金を送る必要がある時は、Wiseというサイトを使いました。
こちらもアカウントを作れば同じような手順で安く送金できるので、今の時代ほんとに便利ですね!
YouTubeで持ち物と心構えを学ぶ。
娘自身がやらなきゃいけないのは、まず学生ビザの申請。
これは15歳で留学した時に、1人で赤坂のアメリカ大使館に行って経験済みです。
今回2回目になるので、何も心配ありませんでした。
そして、娘は大学や寮生活について発信しているアメリカの学生たちのYouTubeを、熱心に見ていました。
自分の大学の動画だけでなく、一般的に寮生活にはどんなものが必要だとか。
家から何を持っていくべきだとか。
それに従って持ち物も用意したり、部屋のデコレーションを想像したり。
大学生活についての心構えも学んでいたようで、今はそういうこともYouTubeでわかるので便利ですよね〜。
娘が絶対飾ると決めていたのは、アメリカの大学の学生寮では必需品のような、フェアリーライト。
壁に貼って使う、クリスマスツリーの飾りのようなライトです。
日本ではあまり見かけないけど、アメリカにはきっとどこでもあるはずと、現地に行ってから調達することにしていました。
日本のファッションは・・・。
洋服は、おしゃれなのを買って持っていきたいと娘は言いましたが、私は断固反対しました。
日本の大学生のファッションとアメリカの大学生のファッションは、まったく違うはず。
「日本の感覚でおしゃれな服なんて持ってったら、向こうでは完全に浮いちゃうと思うよ。
絶対向こう行ってから、みんなの服を見て買ったほうがいい。」
と、これだけは確信があったので、親の意見を主張。(笑)
娘も高校で1度留学してアメリカの子たちの服装を見ているので、「そうかもしれない」と納得しました。
そして、これは本当に正解だったようです。
大学生はおしゃれにも敏感、なんてことはまったくなくて、Tシャツやジーンズで充分。
それも、露出が多かったり体の線が出るものだったりなど、日本の感覚とはかなり違うんですよね。
というわけで、結局あまりこちらから持っていくものはなく。
残りの日々は、進路がバラバラになっていく友達と遊んでお別れをして、しばらく帰って来れない東京での生活を楽しんで。
あっという間に、娘が旅立つ日がやってきました。
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