165 サンクスギビングでアメリカの家族と再会する。
入試担当者がホストファミリーに。
アメリカのサンクスギビングは日本のお正月のようなものだそうで、11月の終わり頃、1週間も休みになるんですね〜。
聞いたことはあったけど、そんなに長い休暇だとは知りませんでした。
アメリカ人学生は家族の元へ帰り、ターキーなどサンクスギビングの料理を作って家族や親戚が集まって過ごすそう。
そんな時、留学生たちは寮に残るか、どこかに旅行に出かけるか、過ごし方を考えないといけません。
金銭的に余裕のある人は帰国することもできますが、冬休みも目の前なので、たいていは寮に残ることに。
この秋休みのようなサンクスギビング・ウィークと、クリスマス休暇とも言える冬休みの2〜3週間、そして2月末〜3月初めのスプリングブレイクと呼ばれる春休みの2週間ほどが、行き場のない留学生には困る時期。
これから入学する方は、どうするかあらかじめ考えておいた方がいいですね。
うちは全然知らなかったので、
「えーっ、1週間もなの? どうする??」
ってなりました。
娘はありがたいことに、あの入試担当者の方がなんとホストファミリーということになっていて、サンクスギビングに娘を招待してくださることに。
自宅に泊まらせていただいて、初めてのターキーを味わわせていただいて。
入試で面接官だった人がホストファミリーになるなんて、びっくりですよね。
でも、それがリベラルアーツ・カレッジなんです。
それからも、4年間本当に家族のようにしょっちゅう泊まらせていただいたり、車でショッピングやレストランに連れて行ってもらえたり、それ以上のお世話もしていただくことになって、本当に信じられない、ありがたいことでした。
懐かしいニューイングランドへ。
さらに、このサンクスギビングには、かつて娘が高校の交換留学でお世話になったホストファミリーの方たちが、娘を歓迎してくれてたんです。
「〇〇大学は友達の出身大学で、すごくいい大学だって聞いてるよ!」
と大学に合格した時にとても喜んでくれて、再会できる時を待っていてくれました。
交換留学生第2号として日本にも来たホストシスターが、近くの街まで半日ぐらいかけて車で迎えに来てくれて。
彼女はちょうど大学受験の真っ只中だったけど、優秀で真面目な子なのであまり焦ってる様子もなかったようです。
とにかくアメリカの受験生って、日本みたいにガツガツしてないんですよね。
3000校以上も大学があって一流大学といってもたくさんあることや、浪人すると就職に不利とかいうこともなく、全員一斉にこうしなきゃいけない、みたいなものがないからかもしれません。
豊かな自然がそのまま変わらないアメリカ北東部、ニューイングランド地方に再び。
懐かしいホストファミリーの家に着くと、「おめでとう!」とみんなで迎えてくれたそうです。
「絶対にアメリカの大学に入学したい。」
「きっとまた戻ってきてね!」
と、高校留学でのお別れに言っていたことが現実になって。
この家庭でも、またちょっと違った味のターキーとグレービーソースを味わえて、各家庭によってターキーは違うっていうのを体験できたそうでした。
ただ、この後ちょっと大変なことが。
ホストファミリーが、車でニューヨークに連れて行ってくれたのですが、そこで思わぬトラブルに見舞われてしまったんです。