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1.最後から2番目の恋
この彼との恋愛については、基本的に思い残すこと一切なく
やりきった結果、求める方向性が違うから別れる という選択をしました。
私は「彼と結婚」したかったけど、彼は「結婚」したくなかった。
彼が、私と結婚したくなかったのか?
誰とも結婚したくなかったのか??
それは今でもよく分からないけど、彼はきっとまだ独身。
彼との交際期間は合計5年ぐらい。
私よりも7個年上の、現場仕事をしている彼でした。
理想のスペックからはかけ離れていたけど、私にとって初めて、
ちゃんと恋愛できていると思えた相手でした。
いつもは変に駆け引きしたり、強がったりして素直になれなかったけど、彼と居る間は好きだと思った時に「好き」、会いたい時に「会いたい」と言えていた。自分の気持ちを完全に消化できた恋愛でした。
それまでの恋愛では、彼氏に「好き」って、まともに言えた事がなかったのです。「好き」って面と向かって言うとなんとなく、気持ちを受け入れてもらえないような気がして、なんとなく怖かったから。なんだかいつも、自分ばかりが相手を好きで、自分が相手から好かれている自信が持てなくて、なんとなくいつも不安。そんな恋愛を繰り返していました。
「最後から2番目の恋」の彼と結婚はできなかったけど
この先きっともう経験することのない、「自分史上最高の恋」ができたなと当時も今も、思っています。
実際に関わっている間は、彼に対するネガティブな感情だとか、「一緒に住んだらここは合わなそうだな」とか、そうゆうポイントも沢山あったけど。
今となってはそんな事キレイに忘れちゃってるので。
彼に対する良い思い出だけが記憶に刻まれています。
当時の私(37歳)は、結婚して子供を持ちたいと思っていて。
「結婚」を取るか、「好き」を取るかで散々考え抜いた結果、「結婚」を選びました。
その年の初めに、彼とは年内に別れる事を決意して、
いつ切り出そう?とモヤモヤしながらも、なんとなく桜は一緒に見て、とっても楽しくって。
ちゃんと話さないと と思って、彼と別れる事を考えながらも新しい彼を探して夏を過ごして。
いよいよ彼と別れないと と考えていた夏の終わり、彼とのこの時間を手放そうとしている と考えたらなんだか泣いていて。
でも、それでも私は結婚して、子供を持ちたかったから。
求める将来が違う相手と一緒に居続ける事は、お互いにとって幸せではない。と、覚悟を決める事ができて。
やっとの思いで、彼に別れ話しをして、その日はめちゃくちゃ泣いた。
その1週間後ぐらいに、彼と別れる少し前に知り合っていた彼と、交際を開始して、半年後に結婚。さらに半年後に出産。
当時、求めていたものを今は全て手にしています。
だからこそ、「最後から2番目の恋」の彼との思い出は、今さらに良い思い出として記憶に残っています。
そんな、彼とのストーリーをこのマガジンでお届けしたいと思います。
彼とお別れした事は後悔していないけど、彼の事は今でもよく思い出して「幸せな恋だったな」と、思っています。