「死後探索」というワーク②
「死後」の世界を探索するということ
ブルースの好意から受け取ったこのワークは、わたし自身のあらゆる事象の捉え方を反転させるほどの大きなものとなった。意識の深い層にアクセスしていくことは、ある意味「わたし」という何層にもわたる壁を超えていくことにも等しい。
タロットや心理を扱う仕事をさせていただきながら、いわゆる「スピ系」と言われる曖昧な世界に対して猜疑心を持つわたしは、自分自身に起こる様々な神秘体験と呼ばれるようなものにも、自分自身の影が引き起こしている可能性を同時に洞察するように意識を置くようにしている。あくまでもこれは「わたしの体験」であって、「わたし」が引き起こしている「わたしのもの」であるということ。そして同時に、「わたしではないもの」が「わたし」に与えるものを受け取っている、という側面と。
そんな中で興味深かったひとつ。5名個々で別々に誘導で探索に入り、ある次元で待ち合わせをする。そのフィールドを共に探索して帰ってくるのだけれど、そこで見たものを絵に描き、シェアし合い、その絵を見て驚く。同じ形状の置物、生き物、景色、、、、、他の方々と見たものが共通していた。もちろんそれらも偶然かもしれないし、意識の深い層にある元型みたいなものなのかもしれない。だけれども本当に「そこ」を共に体験したかもしれない。リトリーバルで見た場所や出会った人が、実際に有ったものだったり、過去存在した人物だったりする症例が後を絶たないというのも重なる部分かもしれない。
自分の中に存在する「知覚者」と「解釈者」
この経験でもっとも自分自身に対して明確に気付いたことは、自身の中にいるふたつの存在のことだ。それは「知覚者」と「解釈者」。普通生きていると、私たちの顕在意識はほとんど「解釈者」とともに生活している。「知覚」は体感に0.01秒ほどで起こる。と同時に、意識には「解釈者」が浮上し、それを「言語」を通して「解釈」する。その「解釈」をもとに私たちは日々考え、選択し、行動をしている。しかしながら、本当はとても重要になるのが、この意識の下に隠れている「知覚者」の方だ。わたしたちは本来常に、「言語化」されない「なにか」を知覚している。その体感そのままを経験することを、自我(観念、記憶)は阻害する。現代社会においての活動を行なっていくには致し方ないプログラムではあるけれど、この「知覚世界」につながっていくことは、わたしたちが五感で体験している(ように思っている)この世界は自分が「解釈」というフィルターを通しているだけで、本当はもっと多くの色彩、音、動き、ゆらめき、奥行きに満ちていることを再発見していくことになる。そしてそれはそのまま「次元」を捉えていくことの鍵となる。身体は本当は、溢れんばかりのものを、いまこの瞬間、受け取っている。というよりも、本当は身体自身もそうなのだ。
多くの方のカウンセリングを行う傍らでの自身のこうした体験が、「解釈者」の正体を明確にするために後に精神分析や脳科学への探求へと、更に向かうきっかけになったように思う。
ブルースのワークでの体験は大きなギフトだったが、それと同時にわたしを感動させたのは、そのワークの翌日、その翌々日に兄に意識を向けると、更に高く、そしてその翌日には更に高く上っていくような、そんな兄の感覚をしっかり感じれた事だった。それ以来、わたしの夢見枕に兄が立つことはパタリと無くなった。
「あの世」と「この世」の廻り
ブルースは言う。
もともと私は論理的思考の人間だった。
そう言う意味では、
わたしもあなたがたと何の変わりもなく、
特別な才能があった訳ではない。
死後の世界を知りたいと思ったのは
ただただ強い探究心だけだった。
そんな中、さまざなま体験を経て今に至るが、
心から思う事がある。
かつては、地球は平坦であると皆に信じられていた時代があった。
海を越えればそこは断崖で落ちるしか無いと
本当に信じられていた時代があった。
勇気ある探求者によって、
やがて地球は丸いのだと証明された。
今の現代も同じである。
生の後は死しかないと信じられている現在。
しかし、
生と死は大きな循環の中にある。
それは、そう遠くないはない未来に
必ずや解明されることになるだろう。
「生」と「死」
私は兄からかけがえの無い大切な体験をさせてもらった。
時間を超えたあの場所。
そこに存在する多くの魂たち。
それはオカルトでもなんでもなくて、私達すべての人にやがてやってくる
もう一つの現実の世界。ある瞬間、一過性の目でそれを捉えると、それは悲劇でしかないように見えるかもしれない。しかし、彼らは必ず救われる。行くべき道は一つであり、それが「いつなのか」という違いだけなのだ。
どの道を選んだ魂も私は信頼している。それは、あの体験から垣間見た死後の世界、そしてそこに留まる魂達のプロセスを目撃したことが大きい。
私は兄を救ったのだろうか?
それとも、私は兄によって救われたのでは無いだろうか?
すべては必然であったのなら、そこには与えられた機会に対する感謝しかない。
「死」に向き合うことで、私はさまざな大切なレッスンをさせて頂いた。これは、この一年を振り返ったときの、先ず、大きな大きな私の闇からの学びである。
2020年12月11日。
橋本 和泉
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〜補足〜
💫以前You tubeで「死後探索」を扱った回があるのでここに上げておこうと思う。
💫オンラインサロンにて「死後探索」の質問を受けるLIVE配信をしました
現在 グループでシェアしています。
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The Art of Human Alchemy(AHA)
橋本 和泉
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