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メキシコでびっくりした?!(カルチャーショック#3:メキシコ人の「からくないよ」は普通に辛い。)

引き続きメキシコに来た時のカルチャーショックシリーズです。今回は、学校でのエピソードではなくメキシコ料理のお話をしたいなと思います。メキシコ料理が食べたいという方、じゃあ現地の人に聞いてそれを食べたらいいじゃんと思ったら大間違いです!

メキシコ料理といえば辛い料理が多いと思われがちですが、ちゃんと考えると国土面積がヨーロッパほど大きいメキシコではバリエーションがあって辛くなくてとても美味しい料理もたくさんあります。かと言って、辛い料理が少ないというわけではないのですが、メキシコ人は何でも辛くするのが好きだということは事実です。

そもそも辛くするっとはどういう意味なんでしょうか。日本の家庭料理では滅多に唐辛子は使われないと思います。うどんに七味唐辛子を入れたり、チリソースをたまごか海老に、納豆にからしを付けたりするくらいでしょうか。まぁ、レストランに行って中国か韓国、東南アジアの料理の方が辛い食べ物があるのでそれを時たま食べられることがあると思います。ところがメキシコの家庭では朝ごはんにまで唐辛子を入れるのが普通です!そうでもなると辛いものに出くわす場面は無限なんです。レストランとか taquería (タケリーア、タコス屋さん)だと辛い料理があったり、タコスに辛い salsa (サルサ、唐辛子で作るソースみたいなもの)を付けたりして食べるのが普通なので、それは不自然に思わないんですが、料理がもうすでに唐辛子と作られているのにサルサを入れて更に辛くするんです!ちょっと、そんなことしてお腹壊さないのかと聞きたくなるくらい辛いもの好きなんです。

ところが意外な場面にもあってびっくりしました。なんと、甘いはずのお菓子にも辛いパウダーを付けたり、マンゴーやスイカ、果物にまで辛いパウダーとか chamoy (チャモイ)というサルサを付けたりして食べるんです!ポテトチップスも辛いのがあって、まぁスナックで食べてるものなんだからそんなに辛くないでしょと油断して食べてみたらめっちゃくちゃ辛くて、それ以来、唐辛子が載っているポテトチップスは買わないようにしています。

そんなこんなでメキシコ人は辛い物に慣れていて、彼らの「からくないよ」は普通に辛いんです。喉や舌にヒリヒリ感があってもそれは普通で、辛い料理に慣れていない外国人にとっては辛いわけです。

いつもじゃあ唐辛子が入っている料理を食べるときは絶対にヒリヒリ感を感じながら食べなきゃいけないのかというとこれも違います。実は、唐辛子の調理をマスターすれば、あのヒリヒリ感なしで唐辛子の美味しい味を楽しむことが出来る方法があるんです!次回はカルチャーショックのテーマから離れてメキシコで学んだ色々な唐辛子の種類や調理方法を紹介したいなと思います!

【投稿写真は、Nayarit (ナヤリット)州で食べたCamarones Cucaracha (カマロネス・クカラーチャ)です。カマロネスは海老のことで、クカラーチャはゴキブリなんです。気持ち悪い名前ですが、海老の殻はカリカリしていて、中身はソースと絡み合ってとても美味しかったです!メキシコのシーフード料理についてあまり耳にしないと思いますが、とても美味しいのでメキシコに来る機会があったら是非試してみてください!】


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