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消えたスートラ

今朝の話です。

私は、毎朝6時に起きて、瞑想をすることにしています。

これは、マントラ瞑想といって、ひとつのマントラを頭の中で唱えながら15分〜20分。その後、20の特別のスートラ(教えとなるフレーズ)を、同じく頭の中で唱えます。

1年半ほど前に出会ってから、ほぼ毎日休みなく続けています。

マントラ+スートラ瞑想のあとは、とてもスッキリして、驚くことにお肌がすべすべします。最初は気のせいかと思ったんですが、繰り返すうちに、どうもホントのようだという結論に達しました。

なので、今では、瞑想の後に自分の顔を触って、いい瞑想が出来たかどうか確かめています。

いや、もちろん、お肌のために瞑想してるんじゃありませんけどね(笑)

スートラが出てこない!


お肌を含め、絶大な効果を感じているマントラ+スートラ瞑想なのですが、今朝なんと、このスートラを唱えようとしても、頭に出てこなくなってしまったのです。

毎日毎日、ずっと唱えているのに! 

考えなくても、出てくるほどだったのに! 

焦りまくりましたが、どうしても、どうしても思い出せません。

実を言うと、ここ5日間くらい、私には心乱れることがありました。

これは、かつての傷や、信頼を破られた思い、自分の欲、ダラシなさ、傲慢、気配りのなさへの反省、こうしたものが一緒くたになったもので、気持ちを処理しようとしても、なかなか出来ない毎日が続いていたのです。

それにしても、まさかスートラが頭の中から消えてしまうなんて!

私にとって、このスートラは、億を積まれても代えがたい大事なものなので、大ショックです。

どうしよう、また最初から学び直せるのか? それとも、失われてしまったらそれきりなのか?

娘が起きてくる時間なので、お弁当を作りながらひとりで焦っていると、娘が居間に入ってきて、こう言ってきました。

娘の要求


「ママ〜。足が痛い。マッサージして〜」

・・・えっ!? この朝食時に? だいたい、それどころじゃないのに? まじか!

「・・・今、お弁当作ってるからダメ」

「だって痛い。じゃ、その後で〜」

「んも〜っ!!! じゃ、早く朝ごはん食べちゃって!」

「は〜い」

学校に行く前なので、時間はないんですが、数分だったら出来るでしょう。

私はかつてマッサージを学んだことがあり、娘は揉んでもらうのが好きらしく、不調になると頼んでくるのです。

ソファに座り、娘の右足を見て、揉み始めます。足の甲から膝下までが痛いということなのですが、この辺で大事なツボといえば膝裏の委中(いちゅう)。ここを押したら、異常なほど痛がりましたので、ここに滞りがあるに違いありません。

委中と甲の「滞り」を取って、全体にエネルギーを流すように、5分ほどマッサージをしました。

マッサージが効いたね


もうこれでいいな、と思ったので、

「はい、終わり。どう痛みは?」

と聞くと、娘は数歩、歩いてみて、

「もう、痛くない。ありがと!」と言って、ニコニコしています。

良かったなあ、痛く無くなって・・・


・・・・と、思った瞬間に、スートラが戻ってきました。

あ、そうだそうだ。何で忘れちゃったんだろう?


っていうか、どうして戻ったんだろう?

娘の足に触らせてもらって、グラウンディングが出来たのかな?

それとも、自分以外の人に尽くすことに集中したのが良かったのかな?


いずれにしても、スートラが戻ったので、私はほっとしました。

心が乱れると、いろいろなことが起こります。

お腹も空いていないのに食べ過ぎたり(←よくある)、不機嫌になって八つ当たりしたり、ちょっとしたことで悲しくなったり。

できるだけ、整った気持ちでいようと心がけていても、なかなか気持ちが整理できないことがあるのは、しょうがないことだなあ、と思います。人間だもの。

しかし、スートラが消えてしまうというのは、私には大問題。

自分の大事なものは何か、改めて教えてもらったように思います。

このタイミングで、マッサージさせてくれた娘にも感謝! 

いろいろ考えさせられた、今朝のお話でした。






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