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「言語化できない」弱みを強みに変える ~自分の特性を足掛かりに克服〜
聞いたことを絵に置き換える私の思考
私は、聞いたことを瞬時に絵に置き換えるのが得意です。
空間や形、段取り、視点を変えた捉え方に加え、人の気持ちを掴むことも含めて、頭の中で視覚的に描き出すのは自然なことでした。
ノートは絵で埋め尽くされ、ヒアリングした内容を視覚的なイメージとして記録することを日常的に行っていました。
しかし、その一方で、「言葉で説明する」つまり「言語化」することは苦手でした。
頭の中にある考えを絵ではなく文章や言葉に変換することに、大きなハードルを感じていたのです。
ゼミで気づいた言語化の重要性
「プロのアウトプットを目の当たりにして」
言語化の重要性に気づいたのは、ビジネススクールのゼミでの経験がきっかけでした。
ゼミの指導教員は、現役のVC(ベンチャーキャピタリスト)であり、コンサルタントとしても活躍する方でした。先生の話し方や表現は一言一言が簡潔かつ的確で、聞いている人を惹き込む力がありました。私はその姿に感銘を受け、「この人のように自分の考えを言葉で明確に伝えたい」と強く思ったのです。
先生は膨大なインプットを元に、ゼミやビジネスの場で圧倒的な質でアウトプットしていました。その姿を見て、「これこそがプロのコミュニケーションの力だ」と感じ、自分も同じようにインプットとアウトプットのサイクルを作りたいと意識し始めました。
「自分の課題を自覚する」
しかし、その過程で自分の課題が浮き彫りになりました。アイデアや学びをインプットすること自体は得意だったものの、それを自分の言葉で説明するのが難しい。インプットをただ取り込むだけではなく、それを消化し、アウトプットできる状態にするための訓練が圧倒的に不足していると気づいたのです。
「これを克服するために、まずは訓練を始めよう」
そう決意し、このブログをスタートしました。
言語化とインプットの再発見
「言語化の訓練がもたらした新しい気づき」
言語化の訓練を始めた結果、いくつかの発見がありました。
まず、インプットの活用の幅が大きく広がりました。単に学んだことを頭に入れるだけでなく、それを適切なタイミングで引き出して話すスキルが必要だと気づきました。どんなにインプットが充実していても、自分の言葉で語れるレベルに達していなければ、価値を十分に発揮することはできません。
「耳からのインプットに注目してみる」
また、自分にとって効果的なインプット方法に目を向けるようになりました。
私は耳で聞いた情報を絵に置き換えるのが得意であることに気づいたとき、「耳からのインプットは自分の強みだ」と確信しました。実際、視力が低いために長時間の読書が苦手であることもあり、耳から情報を取り込む方法が効率的でした。
そこで、スマホを使い、書籍を倍速で聴きながら画面を見るという新しいインプット方法を取り入れました。この方法は、他の用事をこなしながらでも情報を得ることができ、私にとって非常に負担が少なく、効率的でした。自分の強みを活かすことで、インプットの質と量が向上し、アウトプットにも良い影響を与えるようになりました。
不得意を克服するために
「強みを足掛かりにして進む」
言語化の訓練は、不得意だったことを克服するための第一歩です。
頭の中に散らばっていた考えが整理され、少しずつ言語化のスキルが磨かれてきました。そして、インプットからアウトプットへの流れがスムーズになることで、自分の思考がより深まり、成長を実感しています。
また、苦手を克服する際には、自分の強みに注目することが重要だと実感しました。自分にとって得意なことを足掛かりにすれば、新しい方法や工夫を見つけやすくなります。
「共に挑む仲間に向けて」
ゼミでの悔しい経験があったからこそ、今こうして言語化に向き合い、自分の課題を改善するための道を歩んでいます。不得意だからこそ、そこに挑む価値があると感じています。
このブログが、同じように言語化に苦手意識を持つ方にとって、新しい気づきやヒントになることを願っています。
言語化の訓練を通じて、さらなる成長を目指します。