Izumi

私と本、本とお出かけ、本と日常、時々自由気ままに。 気になる言葉たちと一緒に、今日も素敵な一日になりますように。

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最近の記事

ロンドン滞在記③ 自分への手紙

ロンドン滞在中に、絶対にやると決めていたことがある。 それは「行きたかった場所で、ここでしか買えない気に入ったメッセージカードに、自分宛ての手紙を書く」ということです。 手紙を書く機会なんてほとんどありません。 家族にクリスマスカードを送るくらいかな。 クリスマスカードを「手紙」と言っていいのか分からないけれど。 そんな私が自分宛ての手紙を書くことは、「初めての一人海外旅行で、しかもずっと来たかったロンドンに、今、居るのだ」という興奮を文字に残すことで、未来の私に向けた叱咤

    • ロンドン滞在記 ②持ち物編

      こんにちは、Izumiです。 皆様いかがお過ごしでしょうか。 ロンドンには、機内持ち込みサイズのスーツケース1つで行きました。 今回は、ロンドン滞在中に、私が持って行ってよかったと思うものを記載していきます。 ご承知の物も多いと思いますが、皆様の旅の参考になれば幸いです。 まず前提として、語学学校に寮に滞在したので、ホテル滞在とは多少勝手が違うかもしれません。 1人部屋を借り、キッチンスペースとシャワー+トイレ(2箇所)は隣接する3部屋共有での使用でした。 週に1度(木曜

      • ロンドン滞在記 ①はじめに

        ご無沙汰しております、Izumiです。 皆様いかがお過ごしでしょうか。 私はイギリス ロンドンに2週間滞在しました。 初めてのロンドン滞在でしたが、滞在中に気がついたこと、思ったことを記録していきたいと思います。 そもそもなぜロンドンなのか。 初めての1人海外。 しかも、英語は壊滅的。 移動やコミュニケーションはスマホのアプリに頼るしかありません。 (「アレルギーはある?」という質問すら分からなかった) けれど、ずっと、ロンドンに来てみたかった。 それは「人生で一度は

        • 犬山散策②

          日が落ち、松明が灯る。 川の沿岸にある待合所から見下ろす景色は、暗闇が広がり川の全容が見えなくなった。 時折降る雨。 無事に開催されるのかと、乗船のアナウンスを待つ私は、浮ついた気持ちのまま周囲に忙しなく視線を向ける。 何せ初めて鵜飼を見るのだ。 乗船開始のアナウンスが流れると、待っていた乗客達が一斉に待合所の出口に向かって歩き出した。 遅れないようにと続くと、提灯が灯る屋台船が並んでいた。 屋根の梁に頭を打たないように慎重に乗り込む。 人が乗り込む度にゆらゆら揺れる。

          犬山散策① 城下町、犬山城編

          梯子のような急勾配の階段を上がった先にあるもの。 眼下に広がる濃尾平野と、豊かな水を湛える木曽川。 青い空。 そして、頬を冷やす優しい風。 愛知県犬山市 2024年6月中旬。 梅雨入り前だというのに、その日の気温は30度を超え、日中の日差しは肌を刺すように痛い。ただ立っているだけで、じわじわと額に汗が滲んでくる。 そんな日に訪れた、愛知県犬山市。 今回犬山を訪れた最大の目的は、木曽川鵜飼を見ることでした。 予約している夜の木曽川鵜飼までに十分時間があるので、日中は犬

          犬山散策① 城下町、犬山城編

          私の「特別な一日」実行計画 【11冊目:誰でもできるけれど、ごくわずかな人しか実行していない成功の法則】

          お久しぶりです。Izumiです。 突然ですが、自分を大切にするために、どんなことをしていますか? 私はこれまで特別に何かをするというのは行っていなかったのですが、今回「特別な一日」を作ることで憂鬱だった気持ちが前向きになったので、「私の特別な一日日」を作ることについて、お話しさせていただきます。 私は今までやったことのないこと、行ったことのない場所に行くのはとても心が躍ります。 ずっと同じルーティンで過ごすよりも、いろいろなことをやれる、変化がある方が好きです。 けれど、

          私の「特別な一日」実行計画 【11冊目:誰でもできるけれど、ごくわずかな人しか実行していない成功の法則】

          コンサート「ギターと静寂 plays CINEMA」

          気がついたら、すでに初夏の日差しさえ感じる季節。 年々、時間の経過が急加速していく気がします。 しばらくご無沙汰しておりましたが、皆様いかがお過ごしですか? 私自身の生活様式が変わったわけではないのだけれど、年明けてからの周囲の慌ただしさに気疲れし、本を読むことや書く時間と気力も作れず、ただ淡々と日々を過ごしておりました。 何を書けば良いのか分からず、さらに筆が遠のいてしまって。 そんな窮屈感を打破すべく、素敵な音色を聴きに行った話をシェアさせていただきます。 2024

          コンサート「ギターと静寂 plays CINEMA」

          It's a new day 【映画:PERFECT DAYS】

          2024年 明けましておめでとうございます。 今年もどうぞよろしくお願い致します。 新しく物事が始まる瞬間は、気持ちの高揚と少しの不安が入り混じります。 お正月になると、自分がリニューアルした気分になって、何者にでもなれる気さえする。 けれど、どうも今までの染みついた習慣に則った生活になってしまう。 毎日同じ時間に起きて、同じ手順で身支度を整え、同じ時間に家を出る。 同じように家に帰り、同じように夜の時間を過ごし、眠りにつく。 旅先で迎えるような刺激的な時間を過ごすのも良い

          It's a new day 【映画:PERFECT DAYS】

          忘れられない本【10冊目:錦繍】

          忘れられない本がある。 この一文で始まる本の題名は『錦繍』。 心中事件をきっかけに離婚した元夫婦が十年ぶりに蔵王のゴンドラの中で再会し、元妻は元夫に向けて手紙をしたためる。 手紙を通じて、過去と向き合い、現在、未来に思いを馳せる様が、往復書簡という形式で静かに綴られる。 本には、紙で読むのが相応しいものと、電子書籍でも良いものがあると思う。 幾度となく繰り返しているので先日電子書籍で買ったけれど、私の中でこの本は紙で読むのが相応しい気がする。 この本は、短期大学入学時の

          忘れられない本【10冊目:錦繍】

          1ヶ月目のモレスキン

          モレスキンを使い始めて、約1ヶ月。 まだまだ筆記量は少ないのですが、なんとなく使い方が見えてきました。 というわけで、今回は1ヶ月目のモレスキンの使用状況について。 巻頭1ページ目 まず1ページ目に書いたことは、人生の目標と志。 目標は、現時点で「こういう人生を送りたい」と思うこと。 志というと大げさかもしれませんが、要は自分が大切にしたい「こういうふうに過ごすのだ」という指針とするものを書きました。 私の場合は、  目標:旅をするように軽やかに楽しく生きる。  志:①健

          1ヶ月目のモレスキン

          労ることのススメ【9冊目:今宵も喫茶ドードーのキッチンで。】

          本日のお供は、『今宵も喫茶ドードーのキッチンで。』。 おひとり様専用の喫茶ドードーで繰り広げられる、店主と客のやり取りが、とても優しく癒される小説です。 1話が短めなので、コーヒーやお茶片手にちょっとずつ読むにはピッタリだと思う。 さて、「いたわる」とはどういうことでしょう。 皆様はちゃんとご自身をいたわっていますか? いたわる(労る)とは、 という意味なのだそう。 この文だけをみると、労る対象は「自分以外の誰か」のように感じますね。 けれど労る対象は、自分だっていいの

          労ることのススメ【9冊目:今宵も喫茶ドードーのキッチンで。】

          福岡2日目と、私なりの展示の楽しみ方

          朝ごはん 2023年10月31日快晴。 福岡旅行2日目のAM7:55。 朝の爽やかな空気の中、福岡市赤煉瓦文化館の横を通り、近くのパン屋さんへ。 8時の開店前に着いたのだけれど、人気店ということもありすでに20人ほどが並んでいた。 ただ回転は早く10分ほどの待ち時間で入店でき、パンの芳しい香りが充満する店内で、レジに向かう流れ(店内は一方通行)に従って目につくパンを取っていく。 ハード系のパンが多く、そのどれもが美味しそうで全部食べたかった。 毎日でも通いたいくらい魅力

          福岡2日目と、私なりの展示の楽しみ方

          福岡1日目【8冊目:初恋】

          旅行の目的 旅行に出る時は、目的を設定するところから始まる。 今回は、 ①旅の目的:リラックスすること ②行き先:福岡市博物館「黒田侯爵家の名品」展 ③食べるもの:美味しいパン屋さんへ行く 本当は国立博物館や太宰府天満宮宝物館、福岡市美術館にも行きたいのだけれど、休館日(月曜日)に被ってしまうので断念。 なので1日目(月曜日)を太宰府天満宮参拝、2日目に福岡市博物館へ行く旅程に決定。 私は突発的な驚きにはめっぽう弱いので、交通機関や行きたいお店をひたすらに調べて脳

          福岡1日目【8冊目:初恋】

          旅の準備とモノの話【6冊目:手放す練習 / 7冊目: [新訳]老子】

          旅においては身軽さが行動力の源であり、「少ない荷物でありながら、必要なモノは全て持っている」のが旅上手であるということ。                             -手放す練習 ※1 今回は旅支度とモノの所有についてのお話。 本日のお供は『手放す練習』と『[新訳]老子』からの一節です。 『手放す練習』は物量から解放されて身軽に生きる方法を、『[新訳]老子』は柔らかくしなやかに生きるための心得についての記載されています。 共通することは、「どう生きるか」。 そし

          旅の準備とモノの話【6冊目:手放す練習 / 7冊目: [新訳]老子】

          モレスキン、再び。【5冊目:メモの魔力】

          人生は、「時間をどう使ったか」の結果でしかありません。ならば「時間をどう使うのか」というところで、自分の人生の勝算につながる選択をすべきです。                                - メモの魔力 すっかり秋めいてきた10月中旬。 巷では来年の手帳が山を作り、年末年始の慌ただしさが少しづつ、けれどあっという間に近づいてくる頃。 手帳ユーザーの方は、来年に向けて手帳会議を始められている方も多いのかな。 それとももうすでに来年の目標や予定を立て終わってい

          モレスキン、再び。【5冊目:メモの魔力】

          香りの話【3冊目:香を楽たのしむ/4冊目:香りの旅】

          香り」の問題は、「人間尊重」と直結しています。「香りを楽しむ」とは、「美しく生きる」ことでもあるのです。                           - 香をたのしむ ※1 先日の記事でごはんの香りについて触れた時、ふと思った。 「では、今の自分が所有している香りはどれくらいあるだろう?」と。 本日のお供は、『香をたのしむ』(現代書林)と『香りの旅』(千早書房)の2冊。 前者は、日本や西洋における香りの種類や遍歴、楽しみ方について記されています。 実は私が「無意識

          香りの話【3冊目:香を楽たのしむ/4冊目:香りの旅】