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2024冬エジプト旅行記-搭乗券に印字されたゲートナンバーが間違っていた!恐るべしエジプトエア😅

自分でプリントするeチケットやら、
旅行会社の旅行日程表の印字ミスなら、まあ、まだわかります。

ですがこれは、
チェックインして座席指定もして発券してもらったboading pass の、
GATEナンバーが違っていて、違うゲート前で待っていたという話です。

しかもそれだけではなく空港スタッフの、はい、ハンハリーリを行き交う人ではなく、れっきとしたエジプトエア職員が、ちゃっかりチップという名の賄賂を要求してきたという、おまけつきの実話です。


カイロ国際空港の国内線



2時間前に空港に着き、
チェックインカウンターにてチェックイン。
ふむふむ、ゲートナンバーは、F33。

カイロ空港の国内線側は、特に見るものもなく時間つぶせないのです。
セキュリティに時間かかるだろうからと早めにセキュリティ通過し、

そして中東の空港はどこもセキュリティ厳しく、Fのゲートへの通路にさらにセキュリティチェックがあり、ようやく通過し、階段降りて33のゲートに行くと、

、、、誰もいない。そして何もない。まあ、でも1時間前だしねー、と気にせず待つ。
ようやく30分前になり、ぼちぼちとグループが。
でもなんか、みんな服装が軽い。短パンの家族連れもいる。ルクソールそんなに暑いんだっけ?

この30分前でも不審に思わなかったのは、エジプトエアよく遅延するのです。というか、国内線で定刻に飛んだ経験が無く💦 また遅れてるんだろーなとのんびりしていた私が迂闊でした。

10分前。ようやくスタッフがカウンターにやってきてパソコンかちゃかちゃ。
掲示板に行き先の文字が現れました。

Hurghada  と。

はるがだ?
はるがだ? え?避暑地のあのハルガダ??

慌ててスタッフに駆け寄り、搭乗券を見せて、

「ここはF33ですよね?私はルクソールに行くんだけど、これがチケットなんだけど、ほら、F33って書いてあるけど??」

と駆け寄ったところ、

スタッフは悠々とパソコンを叩き、画面を注視し、
私のチケットを取り上げ、鉛筆(鉛筆なのがミソ!)で、F33 番号に射線を入れ、
F33   その上から書き加えました。

G28
!!!!!!

私に手渡しながら言いました。

「間違えてたみたいですね、マダーム。」

事態がまだ飲み込めてない私は唾を飲み込み、

「ということは、、、、
いま、、
私がやるべきことは走ることでしょうか?」

スタッフ、初めて笑顔になり、言いました。

「その通りですね、マダーム」
、、、すでに出発5分前!
何も考えずにダッシュ!
Gゲートってどこだ?とにかく戻れー、走れー!
後から聞いたんですが、FとGは反対側で、
人生であんなに一生懸命走ったことないくらい走りました。ダンサーの瞬発力に感謝🙏

G、の表示がようやく見えました、通路入り口にトランシーバー持ったスタッフが待ってます。ハンドゥリラー!

息も絶え絶えでチケットを見せ、
「ルクソール!!」と叫ぶと、その男性スタッフは人の良さそうな笑顔で言ってくれました。
「大丈夫ですよ、走らなくても。落ち着いて」
トランシーバーで誰かと話し始めました。時間は既に搭乗予定時刻😱

助かった!😭 アルハンドゥリラー🙏

もう、神に見えましたよ😭
早足で彼の後を追いながら、
「ほんとに救ってくれてありがとう!」と伝えると、そのにこやかな顔を変えずにスタッフは言いました。
「では、私にあなたのお気持ちとしてチップを。」
!!!!
あ、そうくる?
このとき、なんで断らなかったのか後から何度も考えたんですが、
1. 切羽詰まってた!
もはや、私が飛行機に乗れるかはスタッフにかかってる気がしてきた
2. ほんとに感謝の気持ちとして少しくらい(20 pond)なら渡そうかという気持ちになっていた

というわけでお財布開いたら、彼の声が降ってきました。
「20 ドルね」 😱
エジプシャンポンドじゃなく、ドルで20ドル!
80円じゃなく、3000円!

運悪く、ゲートは階下なのでエレベーターの中で2人きり。払わなかったら乗れないんじゃないか、という錯覚に陥りましたが、
「いや、そんなにもってない。15ドルにして」と渡しました。
仕方ない、素敵なランチを一回スキップすれば良い。

彼が受け取ってポケットにしまい込んだのと、エレベーターが階下のゲート口に着いたのは同時。
おお、待合室に人がわんさか。良かった、間に合ったー!

ほっとした私にスタッフの声がかぶさりました。
「ね、マダーム。焦らなくて良かったでしょう、10分遅れてるんです、まだ搭乗出来ないんです」

え?
ええ? ええええええ!!

つまーり、彼とは関係なく、
私たちは飛行機の出発に間に合ったということ??

騙された!!!
振り返った時にはもう彼の姿ありませんでした。
🌟🌟⭐️⭐️⭐️⭐️
カイロでこの話をエジプトエアの、日本でいうところの元副社長ファラハト氏に愚痴ったところ、
さすがにびっくりして、

「空港職員がチップ受け取るのは禁止されてる。
名札の名前覚えてますか?私から注意しましょう。」と。

いやー、あのドタバタの中で名前確認するゆとりなかったです!
でも制服だったし、職員なのは確か。

まったく恐るべしエジプト。

さて、こんなことがあったら二度と行きたくない!と考えると思いますよね。ところが、エジプトにいるとムスリム的思考になるのか、
まあ、無事に飛行機乗れたしいっか、インシャーラ
彼は私からのチップで幸せになれたからいっか、インシャーラ

と、のんびりしてしまうのです。
企業の姿勢がどーの、店員の態度がどーの、とカッカする日本の生活より、もしかしていいのかもしれませんね。



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