番外編：🇨🇳中国女排〜一時代の終焉。 ありがとう、郎平先生。

東京五輪、女子バレーボール予選。
前回リオ大会で、予選4位から這い上がって優勝。
今大会も🥇金メダル有力候補といわれていた🇨🇳中国代表は、2勝3敗の成績で予選リーグ敗退となりました。

正直、まだ現実を受けて止められていない自分がいる。

まさか、こんな形で🇨🇳郎平中国が見納めになるなんて思いもしなかった。

余裕で勝ち上がるとは予想してなかったけど、もっと強さを感じるプレーを見せてくれるって、そんな期待を持ってた。
けど、結果は残酷にも中国女子バレー五輪史上最低の成績。

原因はたくさんある。
支柱選手の故障(🇨🇳朱婷は手首の靭帯断裂。🇹🇷トルコ戦1setめでもうレシーブ1本でも激痛が走ってたらしい)・一向に決まらないクイックとブロード・修正されないセット。
1つの歯車が狂って全体がちぐはぐになり、相手に「行けるぞ」と勢いを与えてしまった。

東京五輪本大会のパフォーマンスは、正直今後に繋がるとは全く言い難かった。
予選が敗退が決まって次世代メンバーで固めた試合のプレーなんて、A組の日韓戦と変わらない、時代遅れもいいとこなバレーだった。

たぶんこの先、🇨🇳中国排球史上経験したことがない暗黒時代、どう打開していったら良いのかわからない時代がやってくると思う。

あの巨大な競技人口からリードブロックをまともにできる人間1人出すことさえろくにできない。代表レベルの選手を集めておいて、本気の世界レベルのクラブ相手どころか国内の他チームにさえ勝てない。
深刻な人材難に中国バレー界は既に飲み込まれている。

国内の指導者にもアプデを進めている人は確かにいる。でも、これまでの郎平先生の積み上げてきたものを簡単に継げるほど甘くはない。
それくらい中国国内のバレーは知の面で世界から遅れている。

だからこそ、これを転機に、🇨🇳中国排球界に蔓延る古い体質には変わってほしいと切に願う。
最大の栄光と、最大の絶望を知っている選手たちが残っている今だから。
郎平氏が残した財産は、文字通り"すべて"を後世に継いでほしい。

🇨🇳中国女子バレーボール代表チーム。

たくさん、夢を見た。

これまでどんな苦難に遭っても、最後の最後には必ず勝ち上がったところを見てきたから。
🇨🇳徐雲麗の離脱があった世界選手権2014。
大会前の🇨🇳丁霞の故障、初戦で🇨🇳朱婷が捻挫したまま最後優勝したW杯2015。
崖っぷちからの大逆転で制したリオ五輪。
欧州の進化に全力でぶつかり跳ね返された世界選手権2018。
敵失はあれど、無傷で出場権&優勝をもぎ取ったIOQTとW杯2019。

だから、今回も、その行動の裏には何かあるって。
きっと、最後に何か見せてくれるって。

そう、信じてた。信じたかった。

コロナでいろいろ見る機会がなくなってしまってからの、VNL2021でのカムバック。

本当に嬉しかった。

こんなに本気で推しを追いかけてたの、初めてだったかも。
そう自分で思えるくらい、私はこのチームが好きだったんだなって。

だって、負けて悔しい気持ちになったもん。
倒して当たり前だと思った相手に勝った時だって、嬉しかったもん。

VNL2021でみんなが戻ってきたとき、どれだけ胸が躍ったか。

ずっと、ずっと戻ってきてくれるのを待ってて、実際戻ってきてくれて。
このチームを、もっと見ていたいって。

そんな大好きな🇨🇳中国女子バレーボール代表チームに、
ここまでずっと、中国だけじゃなくて世界の女子バレーの時代を牽引してきた偉大なる🇨🇳郎平氏に、

ただ一言。

ありがとう。

謝謝、郎导！
您辛苦了！

中国女排、継続加油！！

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