LLMとPythonを活用したプログラミング素人でも作れる仕事の効率化アプリのアイデア
こんばんは!前回の記事から、「音声対話型AIチャットボット」の開発を始めています。経過は別の記事で投稿したいと思っていますが、今回は個人的に作成して利用しているアプリのアイデアを”素人でも作れる”をテーマにご紹介したいと思います。
この記事でご紹介するアプリは比較的簡単に作成できるので、Chat GPTなどを利用しながらいきなり開発を進めてみるのはいかがでしょうか。
最初の壁と言われる「環境構築」もこの記事で紹介しております。比較的簡単に構築できるので、ぜひチャレンジを!
1.LLMとPythonを使うメリット
LLMとPythonを利用するメリットを改めて記載します。
AIモデルの活用が簡単
OpenAIのAPIやHugging Faceなどのツールを使えば、数行のコードでAIの機能を組み込める。汎用性が高い
ビジネスでも日常でも役立つツールが幅広く作れる。Pythonの簡単さ
人間が理解しやすいシンプルな文法で、初心者でも学びやすい。低コストで始められる
無料のPythonライブラリやクラウドサービスを使えば、すぐに試せる環境が整う。
2.プログラミング初心者向け効率化アプリのアイデア
2.1チャット型タスク管理アプリ
用途
日々のタスクを入力すると、AIが優先順位をつけたり、リマインダーを設定してくれるアプリ。実現方法
OpenAIのChatGPT APIを使って、自然言語でタスクを入力→JSON形式で整理→カレンダーに登録する仕組みをPythonで構築。活用例
「明日の会議の資料を準備」「1週間後にプロジェクトチェック」など。
2.2自動メール作成ツール
用途
定型的なメール(会議案内、お礼メールなど)を自動で作成してくれるアプリ。実現方法
Pythonでメールテンプレートを準備し、LLMに内容を埋めてもらうコードを記述。活用例
「会議のスケジュールを送る」「お客様への問い合わせ返信」。
2.3データ整理の自動化アプリ
用途
ExcelやCSVデータを読み込み、必要な情報を抜き出したり、フォーマットを整える。実現方法
Pythonの「pandas」ライブラリでデータ処理、LLMで自然言語の解釈を組み合わせる。活用例
大量の顧客リストから特定の条件に合うデータを抽出する。
2.4書類要約アプリ
用途
長い文章や会議メモを簡潔に要約してくれるアプリ。実現方法
録音データや文章をLLMに渡し、要点を抽出するプログラムをPythonで構築。活用例
「30分の会議内容を3行でまとめる」「提案書を簡潔にする」。
2.5簡単な計画スケジュール作成ツール
用途
タスク内容を入力すると、スケジュールを提案してくれるアプリ。実現方法
Pythonで日付計算を行い、LLMを使って自然言語でスケジュール案を生成。活用例
「プロジェクトの締め切りに間に合うスケジュールを計画する」。
3.Pythonでアプリを作るための基本ステップ
Pythonをインストールする
Python.orgからインストール。Anacondaを使えば便利。必要なライブラリを準備する
OpenAI、pandas、Flask(Webアプリの場合)などをインストール。APIキーを取得する
OpenAIのAPIキーを取得して、AIの機能を使えるようにする。スクリプトを作成する
簡単なコードから始め、動作確認を行う。ツールを公開する
ローカルで動作させるだけでなく、Google ColabやFlaskでWeb上に公開も可能。※最初はローカル環境で自分のみ利用できる物で良いと思います。
4.おすすめライブラリ・ツール
OpenAI Pythonライブラリ
LLMを簡単に利用できる公式ライブラリ。pandas
データ整理に便利なPythonライブラリ。Flask
シンプルなWebアプリを作れるフレームワーク。Streamlit
コードを書くだけで見た目の良いアプリが作れる。Jupyter Notebook
初心者でも試しやすい、インタラクティブなコード実行環境。
5.まとめ
LLMとPythonを使えば、初心者でも自分のアイデアを形にすることができます。少しの学習と工夫で、日々の仕事を効率化するアプリを作る楽しさを味わってみてはいかがでしょうか。私も、まずは作りたいものをChat GPTに聞いてみて簡易的な物を作成するところから始めました!
まずは小さなプロジェクトから始めて、PythonとAIの可能性を感じてみるのがおすすめです。