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人との関わりを求めて。
最近、また少しずつnoteを更新しています。
いつも読んでいただき、ありがとうございます。
今日は本がパブになることについて、
また書いてみようかなと思います。
「本のある場所」と聞いてあなたは
どんな場所を思い浮かべますか?
パッと思いつくのは、町の図書館や
学校の図書室、書店でしょうか。
街を見渡すと色んなところに本はあります。
例えばクリニックの待合室。待っている間に
手に取れるよう、子ども向けの絵本や児童書に
加えて、雑誌や健康本、小説等がラックに入って並んでいますよね。他にも。
カフェ、アパレルショップにも関連する本や
ディスプレイとして並んでいるのを見かけます。
最近ふと足を運んだメガネ屋さんにも、
オブジェとして、お洒落な本が並んでいました。
食べもの、洋服、医療、思想、社会課題…
何とでも繋がることのできる「本」だからこそ、
どこにでもあるのだろうと思います。
どんな場所にもあって。
お金があってもなくても。
ひとりでも複数人でも。
しんどい時も楽しい時も。
誰にでも開かれたメディア。それが「本」です。
誰にでも開かれているからこそ、
本はパブになるのだと思っています。
パブとはPublic houseの略で、元々は
許可を受けて酒類を提供する”公共の場”のこと。
地元民が集まって飲食を楽しむ「社交場」という意味合いもあって、お酒を飲みに行くのもそうですが、パブに行けば誰かいる、という
交流の場にもなっているような気がします。
本についても図書館などは公共の場として
挙げられますが、それだけではなく本があれば
どこでも、人が集まるきっかけになり得るのではないか。本を通してであれば、初めましての人とでも話がしやすいのではないか。だからこそ、
本がある場所は、本をきっかけに交流し合う、
社交場(パブ)になるのだと思うのです。
大学生の頃から、読書会に参加するように
なりました。話をするのが苦手だった自分を
少しでも克服したいな、というのが
参加しはじめたきっかけです。
私が参加していたのは、
それぞれが持ち時間の中で好きな本について
話すタイプのものや、課題本を読んでそれに
対してそれぞれが感じたことを話すタイプの
読書会です。読書会に参加されるのは、
自分と性別も年齢も、職業も年収も異なり、
日常生活の中では合わなかったであろう
人たちで。自分は上手く馴染めるだろか、
楽しめるだろうか、そんな不安もあった中で、
最終的には「本」をきっかけに話すからこそ、
話ができて、面白いなと思う時間を
過ごせました。その後、社会人になって
一人暮らしを始めてからも、本が好きで、
本をきっかけに人と話ができたり、本を読んで
そこに居てもいいと安心していられる
読書会や一箱古本市等に足を運んでいました。
本の話をする必要はないけれど、
本をきっかけに人といろんな話ができる。
そんな社交場的な要素が、本のある場所には
あるのかなと感じます。