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梅嫌いの梅仕事 ー梅醤油ができた!

梅が嫌いだ。
なのに、毎年梅の季節になると店頭に並ぶ梅が気になる。SNSで一斉に梅仕事が始まって、梅酒や梅シロップの写真が並びだすのも気になる。

日本人にとっての梅仕事って何なんじゃろ。使いもしないのに、「やらなくちゃ!」という気になる。梅のアンダーワールドにはらっきょうとか、しそジュースとか、いろいろ危険なトラップが転がっている。何かにとりつかれたように作って、できたものを持て余して、人にあげたり捨てたりするのはもういいかげんやめようと思っていたのに、今年も買っちゃったんであります。梅。

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梅酒が嫌いなのは甘いからだろうということで、黒糖を極々少量でブランデーで梅酒。あと黒糖で梅シロップ(使う当てはない)。この2つはまだまだ完成まで時間が必要らしいので保管中。右にあるのはあまったブランデーにライムとか漬けてみたやつで、これは1週間ほどで飲めるとあったけど、実際飲んだらちっともおいしくなかった。オススメしません(きっぱり)。
ここまでであまった梅をどうしようと騒いでいたら、友だちのさおりちゃんが「醤油につけるのもいいらしい」と教えてくれた。さおりちゃんの細胞はうまいもんでできている。信憑性がある。

醤油といえば、数年前に梅干しを作ろうかと不埒な考えを起こしたとき、またまた別のお友達が「味噌にそのまま漬けるだけで、梅は梅干しのようになり、味噌は梅味噌になり簡単でうまい」と教えてくれたので、味噌に梅をぶちこんだことがある。
あれ、まだ冷蔵庫にあるなー。一度だけ使ったかなー。何年ものかいな。

というわけなので、使わないこともあるかもという大事をとって、いつもの古式醤油ではなくて、その5分の1で買えるキッコーマンの醤油をドン・キホーテで買ってきて、梅を漬けた。
なんとなくうまくなりそうなので、ついでにしょうがと鷹の爪も入れた。1週間目ほどで味見をしたら。

奥さん。

これが、おいしかった。

オリーブオイルと混ぜればそのままドレッシングになったし、和え物は自動的に梅醤油和えとなって、こんな便利なもんめったにないぞ! という気になったので、2回ほど継ぎ足して梅醤油を作りました。次回作るならケチらずに古式醤油で作ろうと思う。

梅酒も梅シロップも梅味噌も根付かなかった我が家に、梅醤油が根付いた今日は梅醤油記念日。

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残った梅は、種を取ってフープロでガーッと。このままきゅうりと和えたり、マヨネーズに入れたりしたらうまそうじゃ。めったに作らないけど、おにぎりの具でもいいかもしれない。梅干しのおにぎりは、中心のマグマを気を抜いて一気食いしないように警戒しながら食べているのだが、これなら酸っぱくないから、フリーダムな気分でパクパクいけそう。

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というわけで、苦手なものを克服したちょっとした達成感に浸りながら、残りの梅酒と梅シロップの出来上がりを待つ梅嫌いからのご報告でした。

あと、ゆずと杏っていう苦手もんもあるんすけど、それは何か打開策があるんじゃろか。あったら教えて。ってかそもそも、なぜ苦手なものをそんなに克服したいのか。ちょっとしたミソジニー的な闇を自分に感じたりもする、今日は7月30日。あさってから8月ですねー。


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