冬のウィルスに負けない家事 1月−7
冬はインフルエンザの流行が気になるところですが、ノロウィルス等による嘔吐下痢症も冬場の発症率が高くなっています。いずれも、日常の家事のちょっとした工夫と気配りで予防できることもあります。冬だからこそ必要な家庭の衛生管理について考えてみましょう。
■ 外からのインフルエンザウィルス侵入を防ぎましょう
インフルエンザの感染を防ぐには、手洗いやうがい、手指のアルコール消毒などが有効ですが、外出先で付着したウィルスは様々な形で部屋の中に運ばれてしまいます。コートは玄関で脱ぎ、バッグとともにコート掛けに掛けて部屋に持ち込まない工夫を。ドアノブ、電気のスイッチなどは除菌シートでそうじをするようにしましょう。
また、インフルエンザウィルスは温度20度以上、湿度50~60%で感染力が下がると言われていますので、部屋の温度湿度管理にも気を配って。ただし、風呂の残り湯や洗濯物の部屋干しで生じる湿気や、加湿器の中でもスチーム式と超音波式の機種は結露を生みやすいと言われています。加湿器を使うなら気化式かハイブリッド式がオススメです。
加湿器の中には、アロマオイルを入れられる機種があります(入れられない構造のものもありますので、取扱説明書をよく読んでくださいね)。この時期はティーツリー、ユーカリのエッセンシャルオイルがオススメ。拭き掃除の時にアルコールや水に混ぜてスプレー容器に入れて使うのもオススメです。
■ ノロウィルスには個別の対策が必要です
インフルエンザウィルスと違い、ノロウィルスはアルコールにも熱にも耐性があると言われています。予防はきちんとした手洗いで。帰宅後はもちろん、料理や食事の前、トイレのあとはせっけんでよく手を洗う習慣を持ちましょう。最近はノロウィルスにも効果がある特別なアルコール消毒剤も出てきています。ぜひ活用を。
ウィルスに感染していても症状が出ないケースもあります。知らずに持っているウィルスを家族に移さないためにも、特にトイレの衛生管理に気を配りましょう。ウィルスが飛び散らないよう、トイレを流すときは必ず蓋をした状態で。ペーパーホールダーの蓋やドアノブ、スイッチなど手の触れる場所もこまめに掃除しましょう。
ただ、神経質になりすぎても疲れてしまいますよね。基本はよく眠り、おいしく食べ、楽しく過ごして抵抗力を強めるのが一番。怖がりすぎず、でも心配りを。健康に過ごせますように!
izoomimomose 2020