エヴァンゲリオンVSスター・ウォーズ
第1次「エヴァンゲリオン」ブームが起きた90年代中期は「スター・ウォーズ」もまた新たな時代に突入している最中でした。エヴァ放送開始の前後から旧劇場版&スター・ウォーズ特別篇公開の周辺までのタイムラインです。
※間違いありましたらご指摘願います。
非常事態宣言発令かという外出もはばかられる2021年3月頃、Clubhouseにハマり久々にスター・ウォーズのファン同士の交流を楽しみました。
「クローン・ウォーズ」最終シーズンや「マンダロリアン」の興奮を後追いで共有しあったり、続三部作の問題について議論を交わしたり、久々に充実した時間を過ごすことができたのですが「シン・エヴァンゲリオン劇場版」公開で周囲のエヴァ熱が高まり話題をすっかり持っていかれガッカリしたのです。
思い起こせば90年代中盤「ルーカス、特別篇作ってるってよ」「ついに9部作構想動き出す?!」「エピソード1が作られるかも」といったファン同士の盛り上がりの中で、旧劇終章に向けて吹き荒れた「エヴァ現象」が仲間をかっさらっていきました。それがしっかりトラウマになってるのだなと改めて実感。
人生で初めてファンの集いに加わり、新たな盛り上がりが共有できる中で会合に行ってもみんなエヴァの考察話ばかりで正直うんざりでした。(自分は一番若かったので強く出れず…)
そんな理由で私は「エヴァ」が苦手です。一方的で個人的な逆恨みです。作品に罪はありません。優秀なスタッフが結集して作ったマスターピースなんだとは思ってます。原案者自身の手でちゃんと完結されて良かったですね。
アニメが嫌いというわけではなくて、当時は私は幾原邦彦監督の「少女革命ウテナ」のほうに注目していました。
当時の体感として1989年の「連続幼女誘拐殺人事件」以降、オタク=犯罪者予備軍みたいな見られ方をしていたのに、エヴァブーム以降は「アニオタ格好いい」みたいな価値感に一変させたのは端から見てて異様だったなとも。
1997年は「もののけ姫」も公開年で、私は今は無き新宿歌舞伎町のオスカーとオデヲン、アカデミーの3軒が連なる映画館のどこかで「もののけ姫」を見たのですが、隣の劇場で「帝国の逆襲 特別篇」も公開されていて、シシガミが姿を現す静寂のシーンで微かにインペリアルマーチが聞こえてきた事が忘れられず今も同シーンを観るとヴェイダー卿が脳裏をよぎります。
この当時私は同年公開映画「学校の怪談3」でCG合成をやっておりました。ご視聴の機会があればぜひ。この仕事が御縁でプロデューサーの中子真治さんのアーカイブにもご招待いただき貴重なコレクションも拝見させていただきました。
このマスクは現在トイコレクターの北原照久さんの手に渡っているようです。当時も思ったのですがANHのではなくてホリデースペシャル版なのではないかなと。