キング・オブ・ポップ
と言っても私はその存在についてほとんど何も知らない。
一番印象的なことといえば、亡くなったときのニュースというくらい。まだ小学生で、マイケルジャクソンという名前はどこかで聞いたことはあっても、曲やその偉大さなんて知る由もなかった頃。母がそれなりにショックを受けていて、情報番組ではずっと報道してた記憶がある。
曲を知ったのは中学生の時。と言っても本人の曲ではない。
当時夢中だったドラマgleeの中でMJのトリビュート回があって、そこでドラマの登場人物たちによるカバーを聴いた。
凄かった。衝撃だった。
曲調は軽めなのに鋭さのある音楽。メッセージ性の強い音楽。これまでに聴いたことのないおしゃれな音楽。何処かでは耳にしたことのある音楽。キング・オブ・ポップと言われていることと、その意味を知った。
残念ながら当時は今ほどYoutubeが盛んではなく、サブスクもなかったのでカバーだけを聴いて終わってしまったけれど、その代わりカバーはたくさん聴いた。おそらくgleeのサントラの中でも結構な再生回数を誇ると思う。
なんでこんなことを書いてるかというと、Dynamiteがドンピシャハマったのだ。BTSに疎いままここまで来てるけど、これまでのBTSの音楽とは気が合わない感じがしてたけど、これはそれはもうピタッとハマったのだ。そしてBTSの音楽がMJに影響を受けていると知って、めちゃくちゃ納得がいったのだ。
しかもそのことをつぶやいたらDynamiteはJackson5に近い雰囲気があるとの意見をいただいた。確かに。そりゃハマる。だってI want you backとABC大好きだもん。
今回のことでこれまで思ってたことがはっきりした気がする。多分私の音楽的嗜好は中学の頃に聴きまくったgleeのサントラから来ている。そしてそれは今後変わることがないのだろう。だから洋楽らしい軽快なサウンドと、ミュージカル音楽のクラシックとポップスの間みたいな音楽が好きなんだ。そこに元来の好みである可愛らしかったり軽かったりする音が好きというのが加わって私の中の音楽はできてる。KPOPはもちろん好きだけど、手放しで好きとはいえない。それもここから来てるんだと思う。
人の音楽の好みは10代前半に聴いたもので形成されるなんていうけど、よく言ったもんだ。
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