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izayoi books - 物語の散歩道 スタートします
京都の南郊・宇治の地で細々と物語づくりをはじめて10年以上が過ぎました。WEBを使った作品の発表は、ほとんど行ってきませんでしたが、少しずつチャレンジしてみようと考えています。
また、日々の出来事、これまで心に響いた物語や音楽、絵画についても書いていきたいと思っています。
タイトルのizayoiは、十六夜(いざよい)。十五夜の満月から少しばかり欠けた月が空にのぼる夜のことです。
私は、完全な真ん丸ではない十六夜や十四夜(待宵)の月が好きです。自分自身が完璧ではない、どこか欠けた存在だから惹かれるのかもしれません。
今回、挿絵で使った絵は、2020年に刊行した『京都風音ピアノ 100年の物語』の表紙や作品中に使われたものです。
物語の語り手であるペトロフのピアノが、ボヘミア(現在のチェコ)のフラデツ・クラーロヴェーの工場で出荷を待つシーン。月光が差し込む窓辺で、シューマンのトロイメライを試し弾きをされている情景です。
(この月は十六夜ではありませんが)