ナポレオンの子孫は現在いるのか
かの有名なナポレオンの子孫は現在いるのか、について調べてみました。
結果から言うと、一応直系の子孫はいて、傍系の子孫もいます。
まず、以下がナポレオンの主な子供たちです。
1. ナポレオン2世(1811年生まれ):
ナポレオンとマリー・ルイーズの間に生まれた嫡男で、「ローマ王」とも呼ばれました。
21歳で亡くなっています。
2.レオン伯シャルル(1806年生まれ):
ナポレオンと愛人エレオノール・デナエルの間に生まれた庶子です。
彼の子孫も現在は存在していません。
3. アレクサンドル・ヴァレフスキ(1810年生まれ):
ナポレオンとポーランド貴族マリア・ヴァレフスカの間に生まれた庶子です。
ただ、アレクサンドルは、マリアの夫であるコロンナ・ヴァレフスキ伯爵により認知されたため、その爵位を継ぎ、甥のナポレオン3世の下で外務大臣等を務めています。
コロンナ・ヴァレフスキ家はアレクサンドルの子孫によって代々継承されて現在に至っているそうです。
ちなみにこの家系、イタリアの名門貴族コロンナ家も由来なんだとかで。
ナポレオンの血脈はこのコロンナ・ヴァレフスキ家によって伝えられている、とのことです。
いちおは残っていたのか。
ナポレオンの甥のナポレオン3世には、一人息子がいました。
ナポレオン・ウジェーヌ・ルイ・ボナパルト(通称ナポレオン4世)です。
1856年に生まれ、フランス第二帝政の皇太子として育ちましたが、1879年に南アフリカでのズールー戦争で戦死しました。
これによってナポレオン3世の血脈は絶えてしまったそう、あちゃ~。
そして、ナポレオンの末弟、ジェローム・ナポレオンという人物が、最初の妻エリザベス・パターソンとの間に一人の息子、ジェローム・ナポレオン・ボナパルト(ジェローム・ナポレオン1世)をもうけています。
ジェローム・ナポレオン1世の子孫はアメリカに定住し、アメリカ・ボナパルト家として続いています。
ナポレオンの家系はアメリカにもいるんだ、知らなかった!
アメリカ・ボナパルト家の中でも特に有名なのは、チャールズ・ジョセフ・ボナパルトという人物です。
ジェローム・ナポレオン1世の息子で、アメリカで政治家として活躍しました。チャールズはセオドア・ルーズベルト大統領の下で、海軍長官や司法長官を務めました。
チャールズ・ジョセフ・ボナパルトは、1908年に現在のFBI(連邦捜査局)の前身となる捜査局を設立したことで知られています(!)。また、彼は反トラスト法の強化や公務員制度改革にも尽力しました。
え?FBIってナポレオンの家系の人が設立したの?
てっきり、エドガー・フーバーだとばかり。
このチャールズ・ジョセフ・ボナパルトの子孫が現在もいると思われます。
詳細な情報はわかりませんでしたが。
また、ジェロームは二番目の妻カタリーナ・フォン・ヴュルテンベルクとの間に三人の子供、ジェローム・ナポレオン・シャルル、マチルド、ナポレオン・ジョゼフ・シャルル・ポールをもうけています。
この家系はフランスに残り、ナポレオン3世の皇太子ナポレオン・ウジェーヌ(ナポレオン4世)の死後、家督をカタリーナとの子孫が引き継いでいます。
現在のボナパルト家の当主は、ジェロームの子孫のナポレオン6世と称されるルイ・ナポレオンであり、彼の息子のジャン・クリストフ・ナポレオン・ボナパルトがナポレオン7世として続いているそう。
なんか、この親子当主の座を巡って確執があるみたいですが・・・。
2019年に、ナポレオン7世がハプスブルグ家の末裔であるオリンピア・フォン・ウント・ツー・アルコ=ツィネベルクという女性と結婚したそうです。
またもボナパルト家とハプルブルグ家が結びついたのですか。
ナポレオン7世との間に子供も誕生したようです。
ナポレオンの直系の子孫は、愛人との間に生まれた庶子の子孫がいました。
そして、末弟のジェロームの子孫が、ナポレオン7世として家長になっています。
ナポレオンの血脈はなんとか現在まで残されているようです。
分家のほうも現在まで続いていました。
以上です。
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