歴史番組感想【歴史探偵 「ヴェルサイユとアントワネット」】
・悪女にされたマリー・アントワネット
今回はフランス革命で露と消えた「マリー・アントワネット」について取り上げた内容でした。
・・・なのですが、マリー・アントワネットのファッションとかスイーツの話が多くて、別にいらないと思いました。
それよりも、マリー・アントワネットの人となりとかについて調査してほしかったです。
アントワネットが「パンがないならケーキを食べればいいじゃない」とは言っていないことは知っていました。
アントワネットを悪く思う貴族がいかにも彼女が言ったかのように仕組んだんだとか。
貴族たちの衆人環視の生活でストレスになり浪費に走ってしまったことも知ってました。
ただ、浪費した金額は革命に至るほどのものではなかったそうですね。
フランスでの生活はアントワネットにとって苦痛極まるものだったんでしょう。
・悲劇の王女
「アントワネットにフランス革命の原因はない」とフランスの専門家の人がハッキリ言っていました。
当時のフランス財政は軍事費が多数を占めて財政を圧迫していた、それが原因だと。
ルイ14世が戦争をやりすぎたせいでしょうね。
次のルイ15世も多額の金銭を愛人のポンパドゥール夫人に貢いでいたのも原因の一つだそうです。
マリー・アントワネットは自由を好んだ悲劇の王女だと思います。
フランスの気風に合わず、貴族たちの反発を買ってしまったのが悲劇の原因でしょう。
オーストリアに残っていれば幸せな人生を歩めたかもしれません。
・やさしかったルイ16世
あと、国王の「ルイ16世」が実はやさしい人だったというのは知りませんでした。
反乱が起きても弾圧しろと言えなかったとか。
でも、やさしいだけでは国王として務まらないでしょう。
そのやさしさがフランス革命を引き起こしてしまい、自身とアントワネットの破滅に繋がったのかもしれません。
ルイ16世が反乱に断固たる措置を取っていれば、歴史は変わっていたのかな・・・?
番組では、言われてなかったけど、この人錠前作りが趣味だったそうですよ。