【鶴亀杯】勝手に十六夜賞 Part.1
こんにちは(^-^)
鶴亀杯、たくさんのご参加ありがとうございます。
初めて参加の私ですが、クルーとしてもお手伝いさせていただき、楽しませていただきました。主に短歌担当として、短歌中心に参加記事を読ませていただき、皆さまのコメント欄にもお邪魔しました。
とても魅力的な作品ばかりで、「勝手に賞」は、当初からぜひぜひ選んで、私なりのお気に入り作品を紹介したいと思っていました。
でも、そんなに簡単じゃないです。(^-^;
俳句・短歌部門の参加記事すべてに目を通しましたが、読めば読むほど選ぶのが難しくなりました。クルーとして、すでにコメントもしていたので、完全ブラインドで作品を選ぶのは、あきらめていました。それならば、作者の思いやコメント欄のやり取りまでをもすべて読んだ上で、選ぼうともう一度読み直しました。
もっと、選ぶのが難しくなりました。(;'∀')💦
結局、ファーストインプレッションで、いいな!と思っていた作品を中心に今回選ばせていただきました。
「 勝手に十六夜賞 」ようやく、発表です。長いよ!!!
(掲載は、順不同)
🌙🌙 【 勝手に十六夜賞 】 🌙🌙
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もうすこし見ていたいから落ちないで
ふたりで灯す線香花火
初々しい感じ💞甘酸っぱい恋の歌ですね。
ヘッダーイラストのハイテンション・ウラシマがいい味出してます💛
他のイラストも素敵なものばかり、一目で好きになりました。(´▽`*)✨
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手をかくと ぐんと進むの うれしくて
わたしは真夏のあざらしになる
「泳ぐのが楽しくて、気持ちよくて。ぐんと進む、あの感じが好きで」「小学生のときの気持ちに戻って」詠まれたそうです。
泳ぐのが気持ちよくて、嬉しい心持ちが素直に伝わってきます。
「ぐんと進むの」と「真夏のあざらしになる」の表現が魅力的です。
(*^-^*)💛
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紫陽花よ七分の六信じてる
紫陽花の七変化から着想された句なのですね。
七分の六は信じてる。
でも、あと残りわずか七分の一は?
何か不安な、信じてると自信をもっていえない何かがあるのです。
心配な何か。心の引っ掛かりが。女心。
紫陽花は、花の色によって花言葉が違うそうです。
青は、辛抱強い愛情
ピンクは、元気な女性
白は、寛容
何色の花だろう?と、想像してしまいました。
ジーナン・ドトゥさんは、青色を想像していたそうです。
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短冊に包まりながら願い込め
星も味方に世界の平和
優しいタッチの可愛いイラストとともに、ほっこりしました。
平和の願いを込めた短歌ですね。
「星も味方に」素敵な表現です。
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発車後はスピードあげて振り切って
景色とともにはしる雨粒
新幹線🚅の車窓からだったのですね❣
それは、勢いのある雨粒ですね~💧
その光景をさらりと詠まれるのは、すごいです。
印象的でお気に入りです(#^.^#)💓
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梅雨菌とりあへず上めざしとこ
投句された3句とも、特にひらがなの部分の響きが良く、印象的でした。
中でも、この句の「上めざしとこ」が可愛らしくで好きです。💖
梅雨菌🍄の季語は、初めて知りました。
俳句をしてないと、知らなかった季節の言葉や表現に出会えて、日本語の奥行を感じます。
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嚙み合わぬ会話しながら喜ぶコント
これぞコントと腹を抱える
ほのぼのとクスリとしていて、お気に入りです。(=^・^=)💞
介護というたいへんな生活のなかでも、明るく優しさを忘れずに、ほのぼのとしたご両親の姿を短歌に詠まれる柿葉さんを尊敬します🍀
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それぞれの想いの深さに傷ついて
心あるのに足りない言葉
この歌を読んで、何だか身につまされる心持でした。
コメント欄を読んで、なお、あぷりこっとさんのそのお人柄に魅かれました。(*^-^*)💚
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梅の実を氷砂糖が甘やかす
憂う むすめに香れシロップ
初めて、お嬢様のために梅シロップを作られたときのことを歌にされたようです。ほかの短歌や俳句もそうでしたが、リコットさんの作品全体に、とても愛おしさと優しさを感じました。きっと、お人柄なのですね。
ほのぼのと、素敵な作品です。(´▽`*)✨
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悲しみを繭玉にして育てなば
透ける涙の糸となりぬる
悲しみの繭玉の透ける涙の糸からは、どのような布ができるのでしょうか?
短歌は初心者と謙遜されていらっしゃいましたが、素敵な短歌です。💛
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夏日射す赤い画廊に潜ひそむ蜘蛛
絵を描く方独特の視点で切り撮られた句ですね。鮮やかな赤と朱色と蜘蛛の対比が見事だなと、思いました🍀
絵画的映像と何かミステリアスな想像が広がり、魅力的な作品です。
余韻も素敵💜
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会いたくてふと会いたくて雨月夜
moeさんの紡ぐ言葉一音一音が、静謐な白磁のようです。
作品たちは、ひんやりと、しっとりとした感触があり、少し哀しくて、ほんのり愛おしい独特の絹のような上質の雰囲気を醸し出しています。
その世界観にゆったりと、身を委ねる瞬間が幸せです。
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初夏の朝姿わからぬ花香る
庭を探して巡らせる首
初夏の朝の香る花、どんな花でしょうね。
北海道とのことでしたので、リラとか、ニセアカシア、夏だとクサギ?
といろいろ思い巡らせてみました。(´▽`*)✨
来年、また楽しみですね。
はみんぐばーどさんが、季節の移り変わりを丁寧に感じて、優しく過ごされているのが、詠まれる短歌からも感じられました。(*^-^*)💞
🐠🐟🐠🐟🐠
振り向かぬ愛もあるらん振り向けど
愛し甲斐なき熱帯夜月
切ないけれど、あふれる情熱を感じます。
「熱帯夜月」が印象的で素敵です。
月🌙の歌に弱いのです。
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人生は儚きものと言ふ君は
闇にありてもなほ輝けり
KOMAさんの短歌は、こっそり返歌企画のときから、いいなぁと思っていました。いつも素敵な短歌を詠まれていました。今回の三位一体型の3企画同時応募スタイルもスマートでした。(^▽^)/
そのなかでも、こちらの短歌がお気に入りでした。
「闇にありても輝ける君」とは、どんな方なのでしょうか。
🐠🐟🐠🐟🐠
永遠に叶うことなき片恋を
持続可能な恋と呼ぶらむ
こちらの短歌が特にお気に入りです。(* ´ ꒳ `* )❤
持続可能な恋かぁ〜
上手いこと、いいますね✨
辛くなければ、ずっと恋してたいです。
( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )💗
🐠🐟🐠🐟🐠
去り行きて気付いた想い灯なき
窓に映るは夜空の花火
切なくも美しい短歌でした
madamhirokoさんも「言葉の玉手箱」お持ちだと思います。
「始めから始まりも終わりもない恋が本当に終わった。」
ヘルマン・ヘッセの「切ない日々」のような言の葉が、ご自身の素直な言葉で短歌に詠まれていると感じました。とても魅力的です。
「自分に嘘をついても」いいと思います。
「心の炎(ひ)が静まるまでは」。
きっとその後、彼女は凛と前を向いて、また歩き出せると思うので。
オードリーヘップバーンのように。
🐠🐟🐠🐟🐠
鶴亀杯の参加賞、皆さまお持ち帰りいただいているでしょうか?
まだの方いらっしゃいましたら、ぜひぜひお持ち帰りくださいませ。
鶴亀杯の可愛い絵師、しろくまきりんさん作です。
【 参加賞 】
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「勝手に十六夜賞」これで終わりではありません。
まだまだ、選んだ作品はたくさんあります。
一つの記事には、収まり切らないのでPart.2に続きます。(^-^;
乞うご期待!!!
(時間を少しおいてアップします。)
長くてごめんね。(;'∀')💦
いっぱい選んじゃったの (;´・ω・) マッテテネ
鶴亀杯、まだまだ続いてます。
どうぞ最後まで楽しみましょう。(*^-^*)💞