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とりあえずほっとはしたが

今日は土曜日。
先週の土曜日は知人とお茶飲みをする約束をしていたので、何時にどこで会おうかと電話を入れたところ、それどころではないことが分かった。

前の日に家の前で仰向けに転んで背中と腰を強打したという。這うようにして家に戻りベッドに横になったところで身動きが取れなくなった。

救急車で受診はしたが入院は不可、頓服の薬を渡されて主治医にかかるようにと帰された。

私は彼女の家を訪ねて一日置きに買い物や体の清拭の手伝いをしていたが、仕事があるから毎日は行かれない。金曜の夜に電話を入れて容態を聞いたところ、実はホームに入居したのと返事があった。

周囲の判断で、自宅療養は難しいからと空いている施設を探して入居の運びとなったそうだ。今回は短期の入居なのでこの先のことは分からない。

以前なら、ケガをした→救急車で運ばれる→入院→容態が回復したら自宅または老健施設へ
という流れになるのだろうが、今は命に関わるレベルでないと入院はできないという。

彼女は夫とは死別、子供はいない。
都会はご近所つきあいも薄いから(救急車が来たことを知っているのに)誰も訪ねて来ない。そのまま死んでしまっても分からない状況だ。

彼女は高齢で耳が遠い要支援者だったから、ケアマネに連絡して短期入居の道が開けた。

とりあえずほっとした。あとはなんとかなるだろう。
今日はお見舞いのお手紙を書くことにする。

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