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山に登るなら山岳保険を利用しよう

私は山登りが趣味で、何十年も前から山を登っています。
当時、一緒に登山を始めた友人は2人。
何となく合計3人で始めました。

巷では、当時「3人よれば山岳会」と揶揄する言葉がありました。
要するに、我々のような素人グループは、遭難予備軍みたいに見る雰囲気もあったんです。

実際に山で遭難する人がいて、亡くなる人もいるんだから仕方がない。
登山は安全とは言い切れないし、先に結論を言うと、場合によっては危険なこともあるのが登山です。

特に危ないのが初心者の時。
初心者は、経験不足のため、何をするとヤバいのか判断できないこともある。

私も、最初のうちは、何度となく間違いをしでかしました。

例えば、道を間違えても、そのまま適当に歩いて時間を大きくロスしたり、
藪の中に入り込んでしまったり、崖に出てしまったり
・・・。

初心者ならではの間違いを何度も繰り返しながら、少しずつ利口になっていきました。

山歩きを始めようとしたときに、私は、小学校時代の恩師から「丹沢から始めろ」と言われました。
彼は、大の山好きで、日本山岳会の会員でもありました。

彼のアドバイスは、丹沢のような低山で経験を積めという意味です。私は、それを守りました。

私がやらかした失敗は、ほぼ丹沢や奥多摩という低山でやらかしたことです。だから、失敗をして利口にはなったけど、遭難はしなくてすんだと思っています。

しかし、同じ失敗でも、一つの失敗なら遭難につながる可能性は少ないと思う。同時にいくつもの失敗が重なるとヤバいんです。

例えば、「道に迷った」「天気が悪かった」「間もなく日が暮れる」・・・このように悪条件が重なるとヤバイ!
高い山だと危険性が高くなるので、高山なら、それだけで悪条件が一つ増えてしまいます。

もちろん低山でも、ルートや季節が変われば難易度も変わります。

しかし、2000mの山に登ったから次は3000mの山に行けるとは思わない方が良い。問題は経験の中身だからです。

誰かの後ろをくっついて歩いただけなら、ただ歩いただけとも言えます。
自分で計画に参加し、歩きながら自分の目で見て判断するということが大事です。

計画も判断も全部リーダーに任せたら、肝心な部分は全部他人任せ。
これじゃ経験を積んだとは言えません。

また、夏の山より、秋や春の山の方が難しいし、冬になるともっと難しくなる。

時には危険な目にもあうことを考えて、念のため、山岳保険(遭難保険)にも加入するべきです。
保険金額の目安としては、200万円程度の契約をしている人が多いようです。

捜索にはお金がかかりますが、200万円かけて探しても見つからなければダメということ。つまり、それ以上の捜索をしても、多分お金の無駄ということです。

こう考えると、厳しいですよね。
油断をしないで、慎重に登りましょう。


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