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うす味すぎて不味かったイギリス料理

イギリスの料理は不味いことで有名です。
その理由は、味をつけないからだと思います。

例えばステーキを注文したとします。
すると、美味しそうに焼けた牛肉が運ばれてくる。
でも、味はついていない。

お客が自分で塩・胡椒をふって味をつけて食べるんです。
やってみたら分かりますが、こんなステーキが美味しい訳がありません。

独身でロンドンの駐在をやったりすると、料理のマズさがストレスになると思う。

もちろん、高い金を払って高級レストランに行けば、そんなことはありません。
でも、そんなにしょっちゅう高級レストランになんか行けませんからね。

私が駐在員だった当時、学生時代の友人が、偶然にも日本の銀行のロンドン支店に勤務していました。

彼が「ステーキが美味いと評判の店がある」というので、一緒に行ったことがあります。
確かに肉の焼き方は上手だった。でも味がないのは他の店と同じ。
焼いた後で塩・胡椒をかけたって美味くなりません。

今なら醤油を持って行っちゃうけど、当時はそんな知恵はありませんでした。

このようにイギリスの料理は、ほとんど味がしない。
素材を煮たり、焼いたりするだけ。味付けが下手なのではなく、味がない。

それと、私の感覚では、煮すぎたり焼きすぎたりするような気もします。

しかし、赴任して何日か経って、ランチにインドカレーを食べました。
最初はそんなに美味いとは感じなかったんですが、しばらく通ううちに病みつきになりました。

食べてから数日たつと、また食べたくなるんです。
あのスパイス類には、クセになる成分が含まれているのかな・・・と思ったりしました。

インドは長年イギリスの植民地だったから、ロンドンにもインド人が多いんです。そして、当然インド料理店も多い。

このレストランはバングラデシュ料理だったようですが、私には、インドもバングラデシュもパキスタンも、料理の見分けがつきません。
だから、全部一緒くたにして話を進めます。

今の東京にはインド料理店はたくさんありますが、当時の東京には数えるほどしかありませんでした。
私は、それまではインド料理は食べたことがなかったんです。

今の東京には、インドレストランはたくさんあるので、私のようにカレーが好きな人にとっては良い環境になりました。

ただ、辛いものが苦手の人にとっては、カレーはイヤかもしれません。
水なんかいくら飲んでも、すぐにまたヒリヒリと辛くなりますからね。

インドカレーに馴染んで、しばらくして気がついたんですが、
辛いと思ったら、水を飲むのではなくサラダを食べる方が良いと思います。

それも、キュウリやレタスよりも断然トマト
トマトの汁気が、舌の味蕾を保護してくれて、辛さが中和されるような気がします。


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