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酒の飲み方も色々です!

日本人には、ときどき全く飲めないという人がいます。
もちろん、本人も酒なんか旨くないと思っているんでしょうが、
こういう人は、体内に何かの酵素がないのか、不足しているんでしょう。

これはもしかしたら、日本人だけの特徴かもしれません。
証拠はありませんが、欧米人にはいないような気がします。

一般的に欧米人は酒に強く、普通の日本人はかなわないと思う。

私がロンドンで駐在員をしていたころ、同じ事務所に子供のような顔をした若いイギリス人社員がいました。
彼となら、飲み比べしても大丈夫だろうと思って、パブで一緒に飲んだことがあります。

ところが、彼はいくら飲んでも全然変わらない。平気な顔をしています。

私は、飲み比べをしようとは言っていなかったので、適当なところで切り上げました。
飲み比べしようなんて言っていたら、恥をかくところでした。

イギリスのパブでは、立ちっぱなしで飲みます。
椅子なんてないから、自然に輪になって飲むわけです。

そして、同じグループのメンバーにそれぞれ一杯ずつ、飲むものを買っていきます。
例えば、A、B、Cの3人が飲んでいるとすると、最初はAが3人分を払い、次にBが3人分払うという具合に、順番に払うんです。
メンバーが多い場合も同じです。

だから、途中で抜けるなら、早めに買っておかないとマズい。
飲み逃げするわけにいかないので、「先に帰るから、次は俺が買うよ」と宣言して、さっさと払っておく方が無難というわけです。

私の会社は日本の会社だったので、日本人もイギリス人も、社員同士は上から下まで一緒に飲んでいましたが、イギリスの会社だとこういうことはないらしい。
上の者は下の者と一緒に飲んだりしない・・・つまり、階層社会なんです。
日本の方が平等だと思う。
イギリス人社員も、日本式の方が良いと感じていたようです。

取引先企業にロンドン大学の出身者がいて、その人に聞いた話ですが、彼の学生時代に、ロンドン大学の学生がやっていたパブ巡りのゲームがあったそうです。

ロンドンには、東京の山手線のように、グルグルと同じところを回るサークルラインという地下鉄がありました。

そのゲームというのは、サークルラインの各駅で降りて、近くのパブに行って各自が一杯ずつ飲むというものでした。
サークルラインの駅が全部でいくつあったか覚えていません。
しかし、各駅で止まって飲んだら、たとえ一杯ずつでも、合計したら数十杯になる。
彼は、みんなベロベロになるんだよ、と言って笑っていました。

山手線でこれをやろうとしても、東京には一杯だけ飲めるパブみたいな酒場がない。
仮に見つけても、酒代が馬鹿にならないだろうから、とても学生にこんなことが出来るとは思えない。

たかが酒、されど酒!
酒の飲み方だけでも、国によって色々な飲み方があるものです。


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