自然保護について危機感をもっています
日本ではカワウソが絶滅したと言われています。
しかし、最近目撃例があるという記事をネットで見ました。
これはグッドニュースだと思って、その記事をユーチューブで良く見ると何年も前の目撃例でした。
数年前の話なら、その時は生息していたとしても、今はどうなっているか分かりません。
日本では、明治時代に狼が絶滅しているのは有名な話です。
いまだにどこかに狼が生息していると信じて、探している人たちがいるようですが、狼の目撃例とか遠吠えを聞いた例があっても、調べていくと犬だったということになるようです。
日本は、野生動物に冷淡な国なんでしょうか?
熊を怖がるのは分かりますが、だからと言って、どんどん殺して良いとは思えません。
熊以外の動物だってどんどん減っているような気がするし、これ以上野生動物を絶滅させないで欲しい。
むかし私がロンドンで駐在員をしていたころの話ですが、私が2Fを借りて住んでいた家では、庭の木にリスがいました。
朝、家から地下鉄の駅に向かって歩いているとき、リスが私の前をピョンピョン跳んでいるのを見たこともあります。
公園ではリスに餌をあげているオバサンもいましたし、鹿のいる公園もありました。
日本人はイギリス人より、ずっとやさしい民族だと思いますが、日本では平地でも動物なんて見ません。
せいぜい、鳩、スズメ ・・・ あんまり見たくないけど、地下鉄の駅でドブネズミ・・・。
日本では、平地だけでなく、山でもあまり野生動物を見かけません。
私が見たことのある動物といえば、うさぎ、鹿、猿、エゾリスくらいなものです。それもごく稀に見るだけです。
高山で雷鳥をみたことはありますが、数はだいぶ減っているようですし、大きさも小さくなっているような気がします。
奥多摩の山小屋に泊まって、夜、外に出てみたら、犬ぐらいの大きさの動物の目が二つ光っていました。
すぐに走って逃げて行ってしまいましたが、多分、あれはキツネだと思います。
キツネなんて、日本では山でも滅多に見かけませんが、ロンドン郊外では人家の庭に出没すると聞きました。日本とは大きな違いです。
人間は何の殺生もしていないつもりでも、毎日肉や魚を食べています。
これらは生き物ですし、お米だって、野菜だって生きているものです。
やむを得ないとはいえ、人間は生きていくためにいつの間にか殺生をしているんです。せめて、それ以外では、そっとしてやりたいと思います。
最低限、野山にいる野生動物を絶滅させるようなことは、してはいけないと思う。
ここ数年、山の木を切り倒して、太陽光パネルを敷き詰めたり、風車を建設しています。ひどい自然破壊だとおもう。
節度がなさ過ぎるし、愚かな行為に思えてなりません。
こういう自然破壊のせいで、野生動物は次々と絶滅することになるだろう。
こんなことが、いつまでも許されるとは思えないのだが・・・。