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処世術・袖すり合うも他生の縁

「袖すり合うも他生の縁」という言葉は、
誰でも耳にしたことがあるでしょうね。

どんな出会いも決して偶然ではなく、
そういう縁があったんだ
という意味ですね。

実は、先週土曜日に、久しぶりに小学校のクラス会に出たら、
私と親しかった友人の一人が来ていなかった。

彼はどうしたんだろうと話題にもなったけど、誰も知らない。

そこで、昨日、彼の家に電話をかけたところ、
彼が亡くなっていたことを知りました。

昨日それを知らなければ、私の気持ちはいつもと同じだったと思う。
しかし、それを知ってしまったので、とたんに気持ちがグラグラになった。

私の従兄弟が亡くなったのは3年前。

武漢肺炎に罹ったのが原因だったが、
この従兄弟とは親しかっただけにショックだった。

今度は従兄弟ではなく友人だけど、
こういう突然の訃報を聞くことが増えてきた。

ジジイになったんだから仕方がないといえば、
それまでのことではあるのだが。。。

また会いたいと思っている友人とは、
なるべく会っておくほうが良いと思う。

随分前のことだけど、長寿日本一だった人の感想が週刊誌に載っていた。
彼は「寂しいだけだ」と言っていた。

次々と知り合いが亡くなってしまったら、
長生きしても嬉しくないという気持ちは理解できる。

こういう友人たちは、自分の人生の一部なんだろうと思う。
亡くなるということは、それが剥がれ落ちてなくなるわけだ。

とすれば、痛くて悲しいのは当たり前だろう。

こういう時は、あの世があると思う方が気が楽だ。

彼との付き合いも、前世からの因縁だったと思うし、
来世でも会えると思うことにしよう。

誰かが他界するときの別れは、悲しくて小さな別れ。
自分が他界するときは、全ての人と別れるわけだから悲しくて大きな別れ。

いずれ、この大きな別れがやってくる。
まだ先のことだとは思うが、いつになるかは誰にも分からない。

寂しいと言っていても何も前に進まない。
あの世があると思って、日々過ごすこととしよう。

(今回は湿っぽい話ですみません。)

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