処世術・むかし先進国でした
誰でも知っていることですが、日本はむかし日露戦争でロシアに勝ちました。その決定打が日本海海戦。
日本の連合艦隊とロシアのバルチック艦隊が激突して、連合艦隊が世界史でも空前絶後の勝利を得た話です。
司馬遼太郎の「坂の上の雲」に詳しいですが、この本を読むと結構興奮します。
その本に書いてありますが、日本の連合艦隊の中にアルゼンチンから買った軍艦があったそうです。
艦名は「日進」と言い、一等巡洋艦だったようです。
イタリアの造船所で建造している途中で、買い取ったと記憶しています。
ロシアとの関係が悪くなって、海軍を充実させる必要に迫られた日本が、
アルゼンチンから軍艦を買ったわけです。
戦争にそなえるための兵器ですから、2流国から買うはずはありません。
アルゼンチンは、当時先進国だったんです。
明治時代のアルゼンチンには、日本からたくさんの移民が行きました。
移民は所得の低い国から高い国に行くんですから、当時のアルゼンチンが先進国だったことは明らかです。
これはブラジルも同じで、当時は先進国でした。
でも、これらの国はいまパッとしませんよね。
今は、日本の方が先進国と言えますが、これがいつまで続くんでしょうか?
30年も経済が足踏みしていれば、多くの国に追い越されます。
このままだと、さらにこれが続きそうな気配です。
そのうち日本が、「あの国はむかし先進国だったんだよ」と言われるようになるかもしれない。
今や、アジア各国が、日本を反面教師にしようとしているそうです。
人は間違いを犯す動物だと思います。
でも、それを何十回も繰り返すのは、頭が悪いどころの話じゃありません。
今回の選挙で、日本人が問題にするべき問題は2点、経済と移民です。
誰を選ぶべきか分からなければ、サイコロを振って選んでも良いから、
自民党は除外するべきだと思う。
これは我々の子孫にかかわる問題だと思います。
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