卒業まであと【42日】
何やかやあったが、なんとか修士論文を提出した。
「何やかや」とは、具体的にはグラフの一部に間違いがあったという案件。本文中で示したかった事とグラフの意味するところが合わなかったので、差し替える必要があった。
副査の先生方へ提出後、いやあ何とか間に合ってよかった〜と一安心の私の横で、原稿をペラペラ見ていた先生が、ぽつりと一言。
「……このグラフ違わない?」
そんなバカなと思いつつ確認すると(パソコンの前にいた後輩がいち早く動いて確認してくれた)、確かに違った。
そして、エクセルで作図していた時も、何かおかしいなと違和感を感じていたグラフだった。普段グラフを書く時は、生データをコピー&ペーストしたタブを作ってそこで作図するのだが、そこにペーストしたデータセットが間違っていた。関数やセルの選択範囲は間違っていなかったけれど、データが違っていたのではどうしようも無い。
さらに恐ろしいことに、コピーしてきたはずの元のエクセルは何も間違っていなかった。では、コピペしたはずのデータはどこからきたのか?そのデータは何者か?
修士論文とはいえ文責があるので、ちゃんと確認しなさい、とのこと。
しかし、審査会まで気付いていなかったらと思うと肝が冷える。なんでそれまで気付かなかったんだというのもなくはないが、とにかく気付くのが早くて良かった。これで審査会で大コケすることは防がれたのでは。
そもそも、どうしてこうもギリギリに修論を書いていたのかということは、今は置いておくことにする。