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【度々紀行】沼津への日帰り旅

今回の旅の一番の目的は浜の観音さんで知られる千本・長谷寺の大祭、観音大曼荼羅の御開帳でした。

静岡には布観音という仏画?があります。数十メートルの高さにもなろうかという巨大な帆布に観音様を描き記したものですが、これが年に一度、御開帳。
サイズ的にみると奈良の大仏よりも大きかったりするわけで、圧倒されること必須。誰もが壮観で圧巻の出会いを感じることができる。そんな存在なのです。

(ところで、この布観音。自分が知るかぎりでは静岡の3つの寺にいらっしゃる。というか静岡の3つの寺にしかいらっしゃらない。なんでかなあ?)

長谷寺の布観音、自分は3年前に一度、観にきているのですが、そのときは強風のため立ち上がってはおらず。すっくと天に伸び上がる姿を観ることはかなわなかった。

今年はだから、乾坤一擲!捲土重来!なのです!

と。気合い入りすぎな感じもありつつ朝イチに到着するも、まだ準備中。ありゃりゃ。気合い空まわり。

ここは仕切り直しで、一回落ち着こうじゃないか。と、この日のもうひとつの目的であるスタンプラリーの旅に内浦まで移動します。

久しぶりの輪行。海沿いの道を走ります。天候穏やか、爽快な春の陽気で爽快でした。ただ、サイコンを忘れてしまったので、記録が取れなかったのは残念ではありました。

昼食は、いけすやの二食感活アジ丼+アジフライ。二食感ってどこがどう違うのか、食べはじめにはあまりわからなかったのですが、食べ進めるうちにアジの刺身の歯応えが違うことがわかってきました。
”もっちり”と”しこしこ”。これは確かに違います。二食感とはよく言ったものです。もちろんどちらも美味だったのは言うまでもありません。

そんなこんなで昼過ぎに長谷寺に戻ります。

青空に向かって伸びやかに広がる十一面観音の御姿。

来てよかった。マジ感動。

しばらく観ていると、本堂で百万遍念仏を行うので一緒にどうですか? というお誘いを受けました。
急ぐ旅でもないし、こういう催事/祭事は大好物。もちろん参加しました。

ちょっと面白いと思ったのは「お数珠をくぐってください」という言いまわしの説明。どういうことかその意味も理解はできてはいたのですが、パッと聞いたかぎりでは、輪くぐり的な意味で言っていたらどうしようと、内心、正直少々悩んだことは吐露しておきます。

もちろん”手繰る”という意味でのくぐるでした。そりゃそうか。間違ってなくてよかった。
その場にいる老若男女の誰もがきちんとくぐっていたので、自分だけが誤解するような羽目にならずに済んでよかったです。

あ、もうひとつの旅の目的であったスタンプラリーの方も無事に回りきることができ、クリアの景品を無事に受け取りこともできましたよ。

かなり弾丸な旅となりましたが、長年の思いと最近の願いを達成することができました。もっとも煩悩はまったく解脱できませんでした。業が深いからね、しょうがないよね。

さて、次はどこへ行こうかなあ。

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