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【度々紀行】紅葉にはまだ早かった京都・滋賀の旅(3)

早朝の朝食をとり、長浜市へ。

長浜といえば観音の里で有名。魅力的な観音さまたちがいるまちです。

ただ今回の目的はそこではありません。いずれ機会をつくってじっくりたっぷりお会いすることをこころの中で思いつつ、先に進みます。

ところで、長浜駅のコインロッカーは硬貨のみしか使えません。でもって両替機がありません。たまたま硬貨が切れていたので少々慌てました。

観光案内所でたずねると駅隣接のショッピングモールで買いものするかしているとのこと。うーん、致し方ないかあ。


長浜城

長浜城は復興天守、模擬天守です。ようするになんちゃって天守閣ってことですね。そして元あった場所もここじゃないそうです。
ということは石垣も模擬ってことなんですね。城もコンクリ造だし。

ただ湖畔にそびえたつ城というビジュアル的には美しい造形でした。

自分にとって城の魅力は縄張だと思っています。城をとりまくさまざまな構造、堀や土塁などの配置をみながら設置意図を考えるのが好きなんです。だから、後付けだと当時の思考が追えないのは残念。
長浜城の場合、個々の構造というよりも琵琶湖畔という地をどう捉えるかという視点で楽しむ城なのだと思いました。

長浜周辺は戦国時代の中心的な舞台でもあり、ほかにもさまざまな城址がありますが、今回観たのは長浜城だけにとどまりました。
いずれ余裕があるときに安土や小谷などにも行ってみたいです。

ところで、長浜駅近辺の琵琶湖側には食堂があまりありません。
そんなに予定を詰め込んでいるわけでもなかったのですが駅前まで戻る余裕はない。
朝食は某牛丼店で軽めの朝定食だったし、昼はきちんと食べたかったのですが、食堂もコンビニもない。手元にあるのはお茶のみ。

次の予定は竹生島ですが、乗船場になにか販売しているかもという淡い期待はもろくもくずれ、船内販売もなく、そのまま竹生島に到着するのでした。

竹生島クルーズ

クルーズ船で竹生島へ渡ります。

船はものすごく混んでいます。というか当日券などありません。自分はあらかじめ予約していたので無事に乗船できましたが、当日でもなんとかなるかなどと甘く見積もらなくてよかった。

帰りの船は予約ではなく並んだ順番の乗船です。
場合によっては次の船にまわされるもあるとのこと。

それは困る。帰りの新幹線に合わなくなってしまうじゃあないか。

なので島内の見物は慌ただしいものとなってしまいました。島内に簡単な軽食を販売している店もあったのですが、空腹よりも時間大事! とまずは拝観を優先。

結果として予定どおりの船に乗ることができましたが、どうやら何人かの人が乗り切れずに次の船にまわされたみたいでした。これまた悠長に考えて行動しなくてよかった。

なお、船からみる琵琶湖の風景は晴れ渡る陽気も相まって眼福なひとときとなりました。

宝厳寺

長浜での一番の目的が竹生島/宝厳寺でした。
弁財天好きな自分としてはいつか訪れないといけない場所です。そして境内、というよりも島内のそこここに弁財天さまがいらっしゃいます。
この地の弁財天は笑顔が特長的で、どの弁財天も破顔した笑みの表情を浮かべていました。

ご本尊はさすがに堂内でお会いできず。次の御開扉を楽しみにしています。

ともあれ本堂をしっかりと観ることはできなかったのですが、実のところ時間が押しまくっていたせいもあります。
御朱印渋滞のせいで乗船タイムリミットまで余裕がなくなってしまったんですよね。こんなに混雑するとは思わなかった。

今回の宝厳寺の真の目的、開創1300年の観音堂特別御開扉に進みます。こちらはあまり混雑していませんでした。なんで? まあここで並んでしまうとそれこそ船に間に合わなくなってしまったのでありがたかったのですが。

ただやはり慌ただしくはなってしまいました。あまり長居して拝観する雰囲気でもなかったし、いいんですが。

次回お会いする際はもう少し余裕をもって来ようと思います。次は1400年記念ですかねえ。ちょっと先になってしまうなあ。

長浜の観光は結果的には予定どおりに進んだのですが、やはり全体的に慌ただしさと微妙な想定外という展開が多かった。

そして少なくとも携帯食を持っておくべきでした。

と、そんなことを思いながら、空腹を抱えながら帰路につくのでした。

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