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【度々紀行】紅葉にはまだ早かった京都・滋賀の旅(2)

京都駅を歩いていたときに、誰もがエスカレーターの左側に寄っていることに気づきました。以前は「関東は左、関西は右」だったのに、これはどういうこと?
どうやら、最近はエスカレーターは左側に立つ人が増えてきているらしい。インバウンド的グローバルスタンダード化? 関東文化の浸透? そこにアインデンティティを持つほどのことではないってことなんでしょう。


東寺

自分は、京都ですきま時間ができたときには「じゃあ東寺かなあ」となります。なんとなく気になる場所なんですよね。

で、朝イチの時間があったので行くことにしました。目的は… というほど具体的なナニカがあるわけでもなく、ほぼ散歩気分の参拝です。

8時から金堂と講堂が開堂。8時はまだ訪れる人も少なく静かなもの。静謐な空間でひとり仏像と向き合います。

金堂にいる仏像群はご存じのとおり曼荼羅を構成して配置されています。ひとつひとつの仏像が魅力的なため、どうしても個々のそれに見入ってしまうのですが、今回は意図的に「これは曼荼羅。立体曼荼羅である」ということを意識して向き合ってみました。

そういう視点でみると、堂内空間が宇宙的なものに… というのは大げさですが。点ではなく面として展開されているということをあらためて感じるのでした。空間インスタレーション的な感覚を呼び起こされているのかも。まさに曼荼羅世界ということなのかも。面白いなあ。

講堂は薬師如来と日光月光の三人が並びます。
以前から如来の前に立ち、そのお顔をみていると逆に向こうからみつめられているように感じていました。

で、そのときに感じていることや思っていることを(心の中で)仏さまに問いかけている自分がいます。結局のところ自問自答なんですけれど、そうやって自己と向き合うひとときは、けっこう贅沢な時間のつかいかたでもあるなと思います。

ところで今回、太子堂で朝詣りなることをやっていると知りました。太子堂といえば弘法大師空海のお堂、立体曼荼羅設置の張本人ですよね。ならば太子堂で曼荼羅と空海に思いをはせるのも一興ですよね。
知っていたら参加したかなあ、いやないか。さすがに6~7時だとねえ。まあ次に東寺に来る機会があったときに考えましょう。

福田美術館

ここからはひたすら鑑賞三昧の一日。

まずは福田美術館。伊藤若冲の企画展です。詳細は別にまとめますが、ひとつだけ感想を。
混雑回避のために開館30分前に美術館に着いたのですが、すごい列ができていてびっくり。と思ったらお隣のコーヒーショップの列と福田美術館の朝活プランの列でした。焦ったなあ。
通常列もそこそこあったのですけれど、何十分も並ぶことはなくホッとひと安心。朝イチ行動大正解でした。

壬生狂言 秋の特別公開

こちらも詳細は別にまとめますが、予定で書き出されていた公演時間があってなきが如し。17時半頃終了とありますが、たぶん18時をゆうに超えているんじゃないですかね。

断定できないのは途中で退席したから。
理由はこのあとに舞台公演に行く予定だったから。
予定、詰め込みすぎたかなあ。

KYOTO EXPERIMENT 2024

こちらも詳細は別に。

京都エクスペリメントは何回か観にきているのですが、京都芸術劇場春秋座に来るのははじめてだったのでなんか新鮮でした。
学祭が近いのでしょうか、学生がそこここで作品を制作している様子が見受けられます。あまり行く機会をつくれていないのですが、芸術系の学祭も面白いんですよね。

とこんな感じの京都でした。つぎは琵琶湖の反対側に移動です。

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