【鑑賞日記】RAB日本武道館を観た
リアルアキバボーイズ日本武道館-レペゼン秋葉原- @配信観覧
配信視聴しました。楽しかったなあ。
RABをはじめて知ったのはニコニコ動画でした。当時の思い出話をするのはやめておきますが、RABに出会ってから思いのほか長い時を重ねてきていたんだなあ、とあらためて感じました。
メンバーも当初の5人から今では9人。ブレイキンがオリンピック種目になるというまさに隔世の感があります。
(そういえば、RABってエッフェル塔の下で踊ってるじゃん。時代を先取ってるなあ)
RABはアニソンで踊るチームという認識ではいるのですが、今回のライブをみて、以前よりアニソンに特化はしていない、アニソンだけに縛られなくなっていると感じました。
それがなぜ成立しているのかと考えてみたのですが。
以前は「アニソンを踊るということ」が主役で求心力だったのが、現在では「RABというダンスチーム」自身が主役でも十二分に通じるようになったということではないでしょうか。
言いかたをかえると、彼らがアーティストとしてのポジションを確立したということ。
個人的にはやはりアニソンを踊るという部分から離れすぎてほしくはないと思っています。(おそらくRAB自身もそんなつもりはないとは思いますが)
ただ、今後のさらなる進化を考えたとき、一般化というかオリジナルの要素を考えていくことは必要なことなのだろうとも思います。
自分が感じているRABの魅力は、ブレイキンだけではない、ヒップホップやジャズなど現在のストリートダンス全般をミックスしたところにあると思っています。
特に遊びごころ満載の独創的でユニークな振付が入ってくるところ。そこが好きです。たとえば「おジャ魔女カーニバル」の自転車トリックとかね。あれをダンスといっていいのか? というところも含めて、面白いパフォーマンスをつくる。ということを基点にしているのではないのでしょうか。
たぶんオタクカルチャーなども引用した幅広のミックスカルチャーになっているということなのかもしれません。
最後に。今回は固定カメラの配信視聴を選択しました。
現在の配信の主流はカメラ切替式で、これは会場では観ることのできないアップ等が楽しめる反面、会場でみるそのままの様子とは異なるものとなります。
自分としては、それって疑似体験的にはどうなんだろうと思っていました。
また、ダンス公演などではアップ画面よりは全体の動きがみえるヒキの画面のほうが楽しめるのではとも。
という面からも今回の固定カメラ配信には興味があったのでした。
感想としては固定でも楽しめました。舞台背面にあるサイネージもあるので、アップ画面的なところもフォローできていた気がします。
たとえばアイドルの公演などだったら逆にアップ満載のカメラ切替式配信のほうが感動できるかなあとも思います。結局、ケースバイケースで考えればいいのだろうと実感した次第です。