単純に生きられたなら
単純な心で生きてみたい。
物語のように、当たり前に人を好きになって。好きになるからアタックして。アタックするから付き合って。そんな人生が送ってみたい。
好きってどんな気持ちなのか。
好きだからって、この人の人生に私が関われるのか。
付き合うって何をすることなのか。
どんな関係を私と相手は求めているのか。
もっともっと色々な要素が絡まり合って答えなど出ない。
もっと客観的に自分を見てごらん。
そんな男、体目的だから。
じゃあ逆に聞きたい。
付き合ってバックハグされてみたいとか。手繋ぎデートがしたいって言ってるあなたたちのどこが体目的じゃないのか。
結局、「付き合う」はその人に合法的に触れる権利を貰うような約束なんじゃないのか。
たくさんのカップルが、私たちが長続きしている方法とか、デートの様子とか、LINEの様子とかをあげているけれど、私は絶対にそんな会話も行動も誰に対してもできやしない。
すきだよーって言われてわたしもだよーって返す会話に意味を見出そうとすることしか考えられない人間なのだから。
夢を見ることは虚しいことだと信じる現実しか見れないわたしだけれど、現実しか見ていないからこそ、その言葉一つひとつに「それは結局どういう意味でしょうか?」と説明を求めたくなってしまう。
現実は簡単では無い。
好きだからってその相手が誰であっても想いを伝えるなんて事はできない。
かわいいとか言われてボディータッチをされて心が躍ったとしても、その背景にあるその人の状況からすると誰でもよかったのだと気付かされる。
でも、その人は言った。
俺は、一辺倒な恋愛小説は読むことができない。何故ならそこに人間はいないから。と
ごもっともだと思う。
そんな言葉の美しい人に出会えて単純に幸せだと言えたら正解の生き方でしょうか。