見出し画像

女は薄情である1【学生編反社会勢力の娘】1968-1986

幼少の頃からモテていた私は、幼稚園に着くなり上着やら鞄を2人の女子に脱がしてもらったり、掛けてもらったりしていたと母から伝え聞く。
父の転勤で幼稚園2校、小学校2校と転校するはめになり、ほぼ3年平均で友達がシャッフルされ、人付き合いも薄い感じだった。
 
 最後の小学校からは東京で学校生活を終えることができた、中学に入学すると2学年上の先輩から告白され文通するはめに、つい数ヶ月前まで小学生だった私は何の事かもわからず、教室の隣に座る女子に代筆と言うより丸投げし、それを誰かに告げ口されて手紙を配達する先輩女子に怒られる、教室に見張っていた同級生がいるなんてと驚愕し、人を迂闊に信用してはいけないと教訓にする。
 その後の中学生活は後輩から手紙もらったり、同級生が自宅にプレゼントを持って来たりするが付き合うと言う事に関心がなく、スポーツに熱中するが校内で交際ブームがあり、じゃあ付き合ってみるかと文通などするが洋楽の歌詞をそのまま書いたりして交際に身が入らない。
 同級生カップルとダブルデートでホラー映画を鑑賞し怖がってもらい抱きついてもらう計画をするが、席順を間違い女子同士が抱き合うオチになったりとそれなりに楽しんではいた。
 
高校に入ると交際も自然消滅、中学の後輩がバレンタインの度にチョコを持ってくるが年下に興味がわかない、部活をする為に高校に入学するが挫折し毎週のように合コンにディスコ三昧、高校生の彼女も出来たここ17歳で初体験、彼女の同級生アィ(詳細はスピンオフ4をご覧ください)から告白され浮気してドロドロの時を過ごす、腹いせに浮気されたりこちらもしたり、その都度カラダを合わせて仲が治る不思議なシステムで高校3年間を過ごす。
 
 専門学校に進学しても交際は続くが、母子家庭と思っていた彼女の家に父親が登場する、後に分かるが反社会勢力の方で出所してきたのだ。
 成人式のお祝いをしてくれる事になり、若い衆も集結し異様な雰囲気になるが若さ故に「彼女と親は関係ない」と謎の男気を見せ交際を続ける。
 彼女の腹違いの弟も登場し事態は混迷を極める、彼女の母は極道の妻だな、笑えない。
「お父さん、あそこに真珠入っているんだって」と彼女、さらに笑えない。
彼女の姉はレディースからの竹の子族という積み木くずし。
 
 彼女は就職し新しい男を見つけまたドロドロの時を過ごし、私は彼女の職場の先輩キミコ(詳細はスピンオフ2をご覧ください)と浮気しそれぞれの道を進む、後にこれで良かったのだと堅気のままで良かったと気づく、仁義なき戦い今で言うアウトレイジはご免だ。
 学生時代を振り返ってみると女同士は友達の彼氏でも見境なく欲望のまま向かってくることを知る、そこでまんまと嵌められる男はなんと飽きっぽく愚かだと気付くが性の欲望はノンストップだった。


いいなと思ったら応援しよう!