ディスカッションの様子 〜ロジックモデル〜
こんにちは。未来創造会議 noteチーム ぱーちゃんです。
さて、ロジックモデルを用いた企画立案力の訓練となった3回目のセッション。
まずこのロジックモデル、どのように埋めていけば良いでしょうか。
そもそもロジックモデルとは何なんでしょうか。
引用:210403 グループワークシート 1
ロジックモデルとは、今あるリソースと目指す目的(Goals)の間の関係性・ 論理(ロジック)を図解する方策です。
引用:210403 グループワーク内容1.pdf
(ぱー心の声:ふむふむ。図解して分かりやすく関係性を示すことができる方法なんだ。なんとなく目的は立てて企画を作ることが多いけど、リソースとの関係性を考えたことはなかったな。でも、アウトプットとアウトカムって何が違うんだ。)
☆アウトプットとアウトカムの違い
アウトプット:活動の直接結果
(活動すればするほど当然生まれる効果)
(例) 道路を新しく造る → 道路が長くなる(当然!)
アウトカム:活動の波及効果
(活動すればするほど生まれるとは限らない効果)
(例) 道路を新しく造る → 車の渋滞が解消する(当然じゃない)
①2億円をかけて何も考えずに道路を造って渋滞が解消しないときと、
②1億円をかけて計画的に道路を造って渋滞が解消するとき、 どちらが効果的な活動?
引用:210403 グループワーク内容1.pdf
(ぱー心の声再び:活動をすることで当然生まれる効果がアウトプット、
活動したからといって絶対に必ずしも生まれる効果ではないかもしれないけど、発生が期待される効果がアウトカム ということか。)
今回も私の所属したチームでの話し合いの様子をお伝えします。チーム名は 牛に引かれてすみっコぐらし です。
私たちはまずそれぞれが行いたい活動と実現したいGoalに沿って、アウトプットとアウトカムを入れてみました。
ひとまず入れてみた結果、最初にできあがったロジックモデルはこんな感じです。
引用:すみっコぐらし 210403 グループワークシート
初めてのロジックモデルに、戸惑い。。。
さて、ロジックモデルを埋める上で、活動例から順々にGoalsに向かって作成して行く フォアキャスティング の方法と、
まずはGoalsを設定して、次にアウトカム、アウトプットの順番で作成して行くバックキャスティングの方法があります。
アウトプットとアウトカムは無限にあるので、正解も不正解もないですし、フォアキャスティングで行くのか、バックキャスティングで行くのかにも正解・不正解はありません。
そこで私たちは、企画を作るときに何を大切にしたいかの軸が大切なのでは?と考えました。
計2回、3時間ほどの話し合いを経て完成したロジックモデルがこちらです。
引用:すみっコぐらし 210403 グループワークシート
私たちがロジックモデルを作成する上で大事にしたのが 活動の実現可能性 でした。
達成したいGoalsはそのままに、今あるリソースを最大限生かし、少しでも何か活動ができることを想定して活動を選定しました。
その後、実現したい未来に向けてのアウトプットとアウトカムをまとめる流れで、今回のセッションをまとめました。
これまで継続して実施してきた企画、きっとリソースを無理なく活用できていたのではないでしょうか?
また実現したいと思いながらも実施できていない企画は、リソースと見合っていない、無理のある活動になっていませんか?
そしてせっかく実施した活動、なんとなく良い評価は得られている、手応えもあるけれども、 なぜ良いのか、分析したことはありますか?
このロジックモデルは、
➀中長期的なプランを図で明確化するとともに、
②目的(未来の実現)に近づいているか測る指標(KPI)を 設定し、 対外的に説明するのに役立ちます。
引用:210403 グループワーク内容1.pdf
とあるように、なぜこの活動が良いのか、どう良いのか、どんな効果をもたらせるのか、 明確に示すことができるのが大きなメリットです!
ぜひ皆さんが行なっている活動、行いたいと思っている活動、実現したい未来に向けた活動を ロジックモデルにしてみていただければ幸いです!
さて次回は、リーダーシップについて考えます。
お楽しみに。