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第1章:生きづらさとは何か?(Ⅰ)

(2010~2011年に私がスケッチブックに吐き出していた中の一つ)

第1節:生きづらさの定義

生きづらい」という言葉を使うとき、あなたの心の中はどんな状態ですか?

私の肌感覚では「生きづらい」という言葉には、

  1. 生きたいように生きられない

  2. 普通に生きたいのに普通の生活すら送れない

といったニュアンスを感じます。

1-1. 生きたいように生きられない

例えば、上記リンク先の相談者さんの投稿内容の中に、次のような段落があります。

友達の感情を察して共感したり、好かれようと行動しなければいけないことに疲れてしまったのかなとも思います。(中略)人間関係を築いていくことに疲れ、生きづらさを感じています。

yahoo知恵袋

私が読んだ限りでは、この相談者さんの「生きづらい感覚のヒント」は、おそらく次の言葉に隠れているのではないかと感じました。

友達の感情を察して共感したり、好かれようと行動しなければいけないことに疲れてしまった

同上

つまり、自分は「友達に共感したり、好かれようと行動する」ことは苦手なのに、この社会では「しなければいけないルール(=社会からの圧力)」のように感じて「疲れてしまっている」——。

そんな葛藤が、この方の「生きづらさの正体」なんじゃないかなと、私は感じました。

あなたには、この感覚、分かりますか?

1-2. 普通に生きたいだけなのに普通の生活すら送れない

もうひとつの例は、上のようなXのポストを深堀りしてみたいと思います。

あくまで私の想像ですが、この方は、

  • 「日光浴びて適度な運動をする」ことは、多くの人にとっては、なんてことのない簡単なことだと感じている

  • あるいは、精神科医等のメンタルヘルスの専門家から「日光浴びて適度な運動をする」ことで夜に眠りやすくなります、と勧められた

→「にも関わらず」発作を起こしてしまう自分(=普通のことすらちゃんとできない自分)が心底キライ…!!

おそらくですが、そんな心理状態なんじゃないかなと、私には思えます。

あなたには、この感覚、分かりますか?

1-3. 生きづらさとは「心の叫び」

(image by ChatGPT with DALL-E)

つまり、「生きづらい感情」とは、

自分の感情や欲求と、
社会からの要求や圧力との間で、
葛藤に苦しむ心の叫び

だと私は考えています。

1-4. 生きづらい人が「8割」も?!

ちなみに、特に推してるわけではないのですが、精神科医・樺沢紫苑さんによると、

8割の人が「生きづらさ」を感じている

youtube.com

とのことです。が、私には、それは疑問です。(もしかすると、Xに投稿する人だけに限定すると、そのくらい「生きづらい」と発言している人が多いのかもしれません。)

なぜなら、社会全体で「生きづらい」と感じている人が8割もいるんだったら、どうして社会はいつまでも変わらないのでしょう…??

もしかすると、権力を持っている一部の人たちは、そこまで生きづらさを感じていないために、そんな人の気持ちに気づきにくい——。

だから、生きづらい社会がいつまでも変わらないのかもしれません。

第2節:生きづらかった私の経験


(次の記事に続きます)

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