【naotta】抗〇〇剤の使い分け(抗菌剤・抗ウィルス剤はいいが…)

抗〇〇剤という言葉がよく使われますが、その種類によって、必要時には迷わず即時に使うべきものと、使ってはいけないものに分かれます。

1.まずは使ってはいけないもの

 抗アレルギー剤
 抗ヒスタミン剤
 抗炎症・抗免疫剤ステロイド

これらは人間の本来もつ生体反応の1つである、炎症反応や免疫反応を薬によって意図的に抑えるものです。
炎症反応が人間にとって見た目が悪くなるため、できるだけ起きないようにしたい(みえないようにしたい)気持ちは、痛いほどわかります。
僕もそうでしたから。
ですが、これらの反応は正常な反応で病気でもなく害悪でもないのです。
これは身体がアレルゲンによって侵されているアラームなので、単に炎症や免疫反応を止めてよかったではすみません。
炎症を起こすようなアレルゲンの害悪はあなたの体内に深刻なダメージを残し続け、いずれ、真の意味で難治性の重大病に罹患します。
そうなる前に出しているアラームに従い、生活習慣改善や化学物質の被爆を避ける根本対処が必要です。
ましてや、ステロイドのような免疫まで抑制する薬を飲めば、体中の免疫機能が低下して、普段身体が防御できるような常在菌が悪性菌のように増殖を始めて、あなたの身体を深刻な状態にすることもあります。
免疫という防御機能が失われるので、当然ですよね。

※このように、人間の本来もつ機能自体に働きかける抗〇〇剤は使ってはいけません。38億年の生物の歴史で培われた機能の1つなんです。現代の医学レベルの浅知恵で、勝手に人間の本来の機能を攻撃してはいけません。

2.迷わず使うべきもの

 抗菌剤
 抗ウィルス剤

これらは、人間に身体に取り付いて、莫大な増殖力で拡大する場合(たいていの場合、上記のような免疫が抑制された状態で起こります。)、これ以上の増殖を停止させて、本来の菌やウィルスの影響力程度におさめるために投与されるものです。
ちなみに、菌については、常在菌である黄色ブドウ球菌が、体力の低下に伴って増殖するような場合もあり、必ずしも完全に死滅させることを目的とせず、爆発的な増殖力により身体が浸食されることを防ぐ目的で投与されます。
ウィルスについても、常在ウィルスは存在するので、同じく完全に殺すというよりは、異常な増殖を止めることが主目的です。

菌の異常増殖の結果、化膿して手足の切断や命の危険もあり、できるだけ早期の投与が必要になるので、菌に侵された可能性があれば、どんな状態であっても(たとえ脱ステで皮膚科に行きたくなくても)、迷わずに早期に医者にかかって、抗菌剤をもらってください。
これらを使っていい理由としては、以下の3点。
①短期間の対処に限定される点で副作用が少ない点、
②人間の身体の機能に対するものでなく、増殖する菌やウィルスに対する点、
③放置や他の方法で状態の改善が見込めない点
(免疫力よりも菌・ウィルスが強いため増殖しているので)

※ウィルスについても、インフルエンザで異常に高い熱が出て死亡や脳炎に至るケースや、帯状疱疹でも重症後は常時激痛を感じる後遺症や脳炎などのリスクもあるため、異常増殖するまえに早期に抗ウィルス剤の投与が必須です。

上記のとおり、使ってはいけないものと迷わず使うべきものがありますので、種類と機能を理解して、適切に判断する参考にして頂ければ幸いです。

いいなと思ったら応援しよう!

naotta 癒しと解放感
よろしければ応援お願いします! いただいたチップはクリエイターとしての活動費に使わせていただきます!