生島国宜

http://iximakuniyosi.blogspot.com/ 画家です。日記を書き夢日記をつぶやいています。

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    私が見た夢日記。そのうち作品のタイトルに使います。

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2024/10/13 釜石の海

海を見たくて遠野から釜石まで電車で出かけた。 釜石に着いて駅前を歩き、行きたい方向を定めて歩く。 街がとても殺風景で清潔な感じがするのに気づいて、そこら辺が震災の時に津波で流された後にできた区画だと理解できた。 高い堤防の下を歩き、釣り人がその堤防の向こうに歩いて行くのが見えたのでついて行く。 リアス式海岸というものを初めて見て、穏やかな海に巨大なタンカーが浮かんでいて、これから着岸しようというところらしく、ゆっくりと前に進んでいる。 ゴウゴウという船のエンジン音がずっと湾内

    • 2024/10/10 よもぎ餅、神楽練習

      昨日から来客が多くて嬉しい。朝、自重トレーニングをした後に布団を干していると、自宅目の前にM子さんの軽トラが止まった。そのすぐ後ろからM上さんの軽トラがやってきて、追い抜いていいものか迷った様子だった。 M子さんが軽トラの荷台からお菓子のパックを2つ取り出して持って来る姿が見えたので、こちらも妹が送ってくれた静岡のほうじ茶を手に持つ。丸く平らに伸ばされたよもぎ餅と、中に餡子の入ったよもぎ餅をいただいたが、それらは地区で作られた餅米や香り米を使ったものだそうだ。それと交換する

      • 2024/08/16 夏祭り、軽々と秘境に分け入ること

        今週火曜日の小崎夏祭りのことを思い出す。 あれは何だったのか。 昼飯を作りながら、ナイジェリアのオシュンミュージックフェスティバルとほとんど同じ感じがしたことに思い至った。 その場で起きていること以上の美しいバイブスとしか形容できない目に見えない感覚が空間とその場にいる人たちに漂っている居心地の良さ。 突拍子のない出し物と演者たちの真摯さと全身で表現されている楽しさ。 驚きと遊びに満ちたエンターテイメント。 そういった常套句がこれほど的確に肌身にしみる日があるとは本当に驚いた

        • 2024/09/08 ダイニングテーブルのお届け

          大きめのダイニングテーブルをネットで買い、それを届けてくれる業者が朝、電話をかけてきた。業者が来れる時間は17時までらしく、置き配を頼んだ。 帰宅して玄関先や家の周辺を見て回ったが、それらしいものがなく業者に連絡した。 届けてくれた時に「家の入口がふたつあって、ポスターが貼ってあって、玄関先に薪が置いてある」と言われていて、間違いなく我が家だと思ったが、ない。再度電話で話して、上記の特徴まで合っていたが、「動物を入れるケージが置いてありますよね」と言われて隣家だと分かった。思

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          2024/07/22 老舗の筆屋

          博多に室町時代から続く老舗の筆屋があり、ここは表装もやってくれるところで、最近思いついた軸装のアイデアを可能かどうか聞きに行った。 店頭に座っていた初老の店員さんにキャンバス地のサンプルを見せ、作品アイデアを聞いてもらう。 天地10cmの余白を作っていれば可能だろうと言われ、作品の方針が決まった。 その後、店舗で応対してくれた方とは別に、かねて懇意にしてもらっているIさんからも連絡をもらい、同じ説明をして、店の職人とより詳しく確認しておくと言ってもらえ、流れでお互いの近況を

          2024/07/22 老舗の筆屋

          2024/07/20 風景画

          西日本新聞の最後のページに各月の今日の運勢が載っている。 私の誕生月である1月の今日の運勢は「相手の動きを予想して助けるが気付かれない。」 ACFで光州ビエンナーレのシンポジウム。 すっかり美術っぽい話がよく分からなくなってる。 分からないというのと、その前にあんまり実感出来なくなっている。 ところどころ聞き逃せない歴史と沈黙と人との関わりの話。 そこでしか体験出来ない作品や展覧会は見たいと思った。 光州ビエンナーレに内海さんが参加してて、ACFの同じフロアで上村さんがア

          2024/07/20 風景画

          2024/07/19 洗車いらず

          朝起きて荷物を車に積み込んで上椎葉のガソリンスタンドでレギュラーガソリンを満タンに入れてもらう。 店員さんから、満タンですね?と念押しされた。 椎葉は秘境だけあって、輸送コストがかかり、外から持って来るものは値段が高いことが多い。 だからみんなガソリンは金額指定で頼むのかもしれない。 セルフ式ガソリンスタンドというものは村にはない。 ガソリンを入れる間、窓を拭いてもらえる。 椎葉に来てほとんど洗車をしなくなったので、ガソリンは少々高いかもしれない(レシート見てない)が店員さん

          2024/07/19 洗車いらず

          2024/07/17 ふきの煮物

          八菜館でふきとゴーヤを買ってきた。 ゴーヤのラベルには赤ペンでレイシと書いてある。 レイシはとても小ぶりな2本が袋に入っている。 家でふきを適当な大きさに切って、だしつゆで煮る。 手頃な鍋がないので、フライパンで。 同時に冷蔵庫に放置されているカボチャを切って、南関あげと一緒に煮る。 こっちはいりこだし。 煮ている間、階下に降りてテラスの片付けをする。 西日がオレンジ色の木漏れ日を古い板張りの廊下に投げかけている。 今日は対岸のグラウンド工事がうるさかったが、キャンプ用の

          2024/07/17 ふきの煮物

          2024/04/23 家

          先週末に椎葉を出て、福岡、北九州、広島、名古屋、そしてまた福岡を経て椎葉に帰ってきた。 車を運転している最中、さすがに疲れていたのか、途中玉名のサービスエリアで一眠りした。 出張業務が楽しくて、椎葉に帰るのがどうも物憂げだったけれど、嘉島ジャンクションから九州中央道に入って山の中、霧に囲まれると何だか嬉しくなってきた。 そして自宅に入って、荷物を下ろし終えると帰ってきた感じが強くした。 お母さんが旅から帰って来て、やっぱり家が一番ねと言ったという都市伝説があるけれど、自分

          2024/04/07 シャビい看板を青い光線の中で眺めて

          椎葉村に来て一週間経った。昨月末から本当に慌ただしく、この一週間様々な手続きや生活リズムの変化もありかなり疲労感があったので土日はゆっくり休むことにした。 朝方、まだ日の昇らないうちにぱっと目が覚めて、天井裏でカリカリいう音が激しい。 昨日コメリで買ったハタキの柄で天井を叩いて回ると静かになったけど、すっかり目が冴えてしまった。 また布団に入って眠るとも眠らないともしていると、外が明るくなってきて明け方のあの世界が全部青い時間がやってきたので嬉しくなって起き出す。 窓から見

          2024/04/07 シャビい看板を青い光線の中で眺めて

          2024/03/14 ヴェンダースの撮る三浦友和の横顔

          思い立って朝、白水大池公園のまわりを走った。 公園に行くまでは膝に違和感があったけれど、軽く走り始めると脚はよく回った。 自宅に戻って時計を見るとちょうど12時で、急いで何か食べて映画館に迎えば13:30の「パーフェクトデイズ」に間に合うはずだった。 川っぺりのベンチで途中買ったパンをほおばり、アップルパイは余計だったような気持ちで高宮通りを真っ直ぐ自転車で走る。 13時過ぎに映画館に着いてチケットを買うと今日は15時からと言われた。 すっかり馴染みのなくなった大名あたり

          2024/03/14 ヴェンダースの撮る三浦友和の横顔

          2024/03/12 引越し業者に見積もりを取る

          洗濯をしながら、自宅で引越し業者に見積もりを取る。 そのwebサイトでは、一括でいくつかの業者に見積もり依頼をできた。 一社からすぐに電話があり、棚や植木鉢などの詳しい寸法をスケール片手にお伝えする。 サイトで見て予感していたけれど、繁忙期でもありまた行き先が宮崎の秘境であるせいか、家賃半年以上の価格が提示されその電話を切って、レンタカー屋に電話をする。 バンを手配でき、月末には今住んでいるアパートの4階の部屋を何往復もする自分の筋肉について思いを馳せる。 ちゃんと進んでいる

          2024/03/12 引越し業者に見積もりを取る

          立方体のコンクリートブロックは漬物石に使えるか問答

          近所のホームセンターに買い物に行きました。 立体作品の土台にするため、外の園芸、でかものコーナーで立方体のコンクリートブロックを2つ買いました。 レジに置いて会計してもらおうとしたら、すぐ後ろにやや腰の曲がったおじいさんが立ち、コンクリートブロックを見ています。 これ石?と聞いてくるのでコンクリートですよ向こうにありますよと答えました。 彼は反応なくじっとりコンクリートを見ているままであるので、欲しいの?と聞くと漬物石が欲しくてなあと言います。 そこでレジの女性が漬物石な

          立方体のコンクリートブロックは漬物石に使えるか問答

          12の次が13でも

          年末にすみませんと言いながら友人のSさんがアトリエに来てくれました。 Sさんの仕事で何やら相談があり、話を聞いたところちょっと無理がありそうですねということになり、分かりましたと結論が出てお互い喋り終えお茶を飲んで落ち着きました。 一息ついて、前ほど無理をしなくなったという仕事の話になりました。 外から来た話について、これこれこうするとこうなりますよだからこうしたらいいんじゃないですかと親身に提案しても、それが動く動かないは相手次第で、こっちに向けばうまく行きそうなんだけど

          12の次が13でも

          旅の話

          一週間ほど韓国の釜山に行っていました。 旅が得意な私は毎日すこぶるご機嫌でありまして、体調も食欲も申し分なく充実した時間を過ごしました。 旅行をしている間は余計なことを考えなくてすみます。 信号待ちの時などは、いまいち韓国の交通法規が飲み込めないためそろそろ青に変わるだろうかとかこれはしばらく待つ必要があるなといった目算がたたないおかげで、ただ目の前の信号が青に変わるのを待つだけの時間で、文字通りの意味で信号待ちの時間でした。 これはとても楽でした。 日常の雑務というのはど

          毛布にくるまって路上に寝転がっているとあなたイメチェンとかしたことないでしょうと言われる

          毛布にくるまって路上に寝転がっているとあなたイメチェンとかしたことないでしょうと言われる