【ドット絵】ジャンプアニメーションの作り方
ドット絵のキャラクターで、ジャンプするアニメを何となく作ってみようと思います。
まずは楽しくアニメーションを作る為に、愛着の持てるかわいいキャラクターのドット絵を打ってみようと思います。
動かして生命を宿らせたいと思えるような、かわいいキャラクターを作ってみましょう。
はい、かわいい頭部ができました。
とんがり頭がかわいい気がします。スライムではありません。
次に体のドット絵を行き当たりばったりで打ちます。
はい、ゴーヤ星人のドット絵ができました。
あ、でも、ジャンプアニメを作る予定だったのに、脚がゴーヤになってしまってますね…。仕方ないので泣く泣く、この体はボツにしましょう…。
代わりに別の体のドット絵を打ちます。
はい、エルム街のフレディ風のドット絵ができました。
でも、今回は、かっこいいジャンプアニメを作りたいので、もう少しキャラクターも格好よくしてみようと思います。
はい、無理やり忍者にしてみました。
忍者らしい俊敏で格好いいアニメーションが作れそうな気がしてきたような気がします。
緑の肌と忍者装束が合わないことも、アニメーションの格好よさで、上手く誤魔化せるかもしれませんね!
それでは、このニンジャ星人をジャンプさせてみましょう。
ジャンプする動きを理解する
ジャンプの動きを作る前に、まずはジャンプという動きについて考えてみましょう。
ジャンプを理解しないと、良いジャンプは作れません。ジャンプとは何か?ジャンプは、具体的にはどんな流れでどんな風に体を動かしていくのでしょう?
まず、ジャンプするために、体を屈めます。そのあと体を伸ばしてジャンプして着地する。こんな流れだと思います。
でも、ドット絵のキャラクターでジャンプアニメを作る場合は、もっと踏み込んで動きを整理する必要があります。
では、ジャンプという動きの流れに沿って、必要なポーズ別に『分解』してみましょう。
まずは、
①基本ポーズ
次に、ジャンプの予備動作として、
②体を屈める(縮むポーズ)
そこからの、
③体を伸ばして飛び上がる(伸びるポーズ)
そして、飛び上がった後、空中で何かを飛び越えようとする動きをイメージしてみてください。
飛び越える為には、空中でもまた体を縮めます。
④飛び上がって空中にいるポーズ(縮むポーズ)
このあとは、重力に従って落下します。
そのまま、着地の衝撃を和らげるために、伸ばした脚から着地して、膝を曲げます。なので、落下時は脚を伸ばしておくと良いです
⑤落下するポーズ(伸びるポーズ)
⑥着地するポーズ(縮むポーズ)
そして、基本ポーズに戻ります。
ジャンプは、このような動き(ポーズ)の流れになります。
どのようなポーズでジャンプの動きが構成されているかが、明確になりました。
整理してみると、伸びたり縮んだりしているだけですね。
伸びたり縮んだりさせるだけで、ジャンプアニメを作れるのであれば、次の3つのポーズが有れば、ジャンプアニメを作れそうです。
でも、実際にこの3つのポーズだけだと、アニメーションとしてのクオリティは低くなりそうなので、もう一枚だけ、ポーズを追加したいと思います。
このジャンプアニメのクオリティを上げる為に、追加するもう一枚のポーズは、はたしてどこに加えるのが効果的でしょうか?
最も効果的なのは、『基本ポーズ』と『縮むポーズ』の間です。中割りです。
中割りを追加することで、『基本ポーズ』から『縮むポーズ』への変化が滑らかになり、さらにこの縮む動きは目に残りやすいので、滑らかになった動きをより認識しやすくなります。
一先ず、ジャンプという動きを整理して分解し、理解できたことで、制作がスムーズに進みそうな気がしてきました。
次は、実際にドット絵で制作を進めていきます。
ジャンプするための必要ポーズのドット絵を打つ
では、この中割りポーズを加えた4種類のポーズを早速作ってみましょう。
左から、『基本ポーズ』『中割りポーズ』『縮むポーズ』『伸びるポーズ』になります。
余談ですが、小さなドット絵でも、質を高く見せる為には、関節の存在を意識すると良いと思います。肘とか膝とか肩とか腰とか。
では、これらのポーズを並べかえて、ジャンプアニメを組んでみたいと思います。
はい、ちゃんとジャンプしていますね!
4枚のポーズを作るだけで、ちゃんと自然なジャンプアニメが作れます。
ここまではジャンプアニメの入門編のような感じですので、ここから先は、もう少しクオリティを上げてみましょう。
細かな箇所を動かして、動きをより自然にしてみます。
影も加えてみました。
ちなみに体を細かく動かしているので、もう4種類のポーズだけではありません。
クオリティを上げたことで、動きが自然で格好よくなってきた気がします。肌が緑なことも気にならないですね。
キャラクターの動きを作る上で大事なことは、その動きの仕組みを理解することです。動きの流れ、必要なポーズ、どこの筋肉に力が入って、どう重心がかかるのか。その動きを表現するために、四肢をどういう状態にすれば効果的になるか?
一番いいのは、自ら同じように動いてみると、動きのポイントを掴みやすくなります。
さらにその動きに、キャラクター性を乗せることができれば、バッチリですね。
…そのキャラクター性という点で、今回のニンジャ星人のジャンプを改めて見てみると、あんまり忍者っぽくないですね…。
ここからさらにアレンジしてみようと思います。
エフェクトを追加したり、忍者らしいデザインをプラスしてみれば、変わるかも?と思いつつ、また後日、更新してみたいと思います。
つづく。(多分)
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