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利府「なこその関」研究会

私事ですが、今年1月から「利府『なこその関』研究会」の事務局を務めさせていただくことになりました。 元々「なこその関」のことなんてこれっぽっちも分かっていない自分が、こんなことをするとは夢にも思っていませんでしたが、なんだかんだ話が進んで、こうなってしまいました。 どういうことかと言うと、話は一年ぐらい前に遡ります。

自分は今宮城県にある利府町というところで「利府トレイル」作りに励んでいます。 で、利府トレイルを作るのだから利府のことをもっと知っておかなければならないだろうと思って、歴史の勉強をする利府町郷土史会に入ったのでした。それが昨年2月です。

利府町郷土史会には毎月一度会員が自分の研究を発表する例会があるのですが、夏ごろでしょうか、その例会の中で「どうせなら郷土史会のHPを作りませんか」と提案したのです。 会員一人ひとりはもちろん歴史家でもなければ学者でもないのですが、人それぞれに関心を持って調べてきたことを記録しアーカイブとして残しておくことは、学問の上でも町の発展の意味でも意味があるだろうと思ったのです。たとえその内容に発展的な内容がなかったとしても、市民(町民)が主体的に関わっているその振舞いにまず価値があると認めたかったのです。諸事情により、その提案が採用されることはありませんでしたが、会員の皆さんは割と前向きに検討してくださいました。

それから数か月経ったあるとき、突然会長から「なこその関研究会のような別団体を作って、そのHPを作ることはできないか」と提案されたのです。私自身まさかそういう展開になるとは思っていなかったので一瞬考えましたが、「それもアリか」と思って引き受けました。それが現在に繋がっています。

そうして発足した「利府『なこその関』研究会」は、現在のところ目立った活動をしているわけではありませんが、当初の予定通りHPを作って月に一度更新しています。

利府「なこその関」研究会のHP(https://www.rifunakosonoseki.com/)

メンバーも確定していませんが、ちょうど今月の郷土史会の例会でメンバーを募集したところ、何名かの方が参加してくださることになりました。これまでは代表と私だけの会でしたが、ここで数人でも集まったことで、今後何らかの活動をしていきたいと考えています。

ちなみに、利府のなこその関?なんのこっちゃと思われる方がいるかもしれません。それもそうです。なこその関というのは、福島県いわき市にあるものだと思っている方がほとんどでしょうから。ただ実際はまだ不明なところが多いのです。私自身もまだ確証をもって「なこその関は利府にあったのだ」と言えるところまで至っていないのですが、不明なところや辻褄の合わないところをそのままにせず、この会を通して理解を深めていきたいと考えています。

それでは、「利府「なこその関」研究会」のことをよろしくお願いいたします。
https://www.rifunakosonoseki.com/