結局、私たちの会社は何で繋がっていくのか|今日の「ヤバい!VR」#6
こんばんは。
ARの会社を設立した大学院生(@iwhododo)です。
VRは注目の高い領域だけに、日々大量のニュースを目にします。
そこで毎日1つだけVRに関連したトピックを取り上げてお届けしています。
※ちなみに選定基準は100%の独断と偏見に基づきます。
今日のトピックは「バーチャル株主総会、本格化」です。
この記事のまとめ
上場企業で「バーチャル株主総会」が急増
オフライン会場を併設したハイブリッド型が折衷案
当日企業側に質問や議案に投票できる「出席型」も登場
3密を避ける株主総会
6月下旬は株主総会が最も多いシーズンです。ただし、今年は新型コロナウイルス(COVID-19)の影響で、決算発表や株主総会が7月に後ろ倒しされる企業も少なくないそうです。また密集・密閉・密接の「3密」を避けるためにオンラインを活用した「バーチャル株主総会」が注目を集めています。
報道によれば、今月も昨年の数倍の90社規模に拡大する見通しです。
さらに株式市場では、なりすましを防止できるブロックチェーン技術やオンライン配信などの関連株が注目されています。
新しい参加の形
日本経済団体連合会(経団連)は感染防止のために、来場者の低減を呼びかけています。とはいえ会社法や株主の年齢層などの都合もあり、完全なオンライン開催は難しいので、オンラインとオフラインを組み合わせたハイブリッド型が検討されています。
単なる中継動画を配信する形式だけでなく、実際に審議に参加したり、決議にも加わったりできるハイブリッド参加型も始まっています。上記のブロックチェーン投票などが活用される予定です。
株主総会も、従業員も、リモートの将来
リモートワークも進み、株主総会も遠隔で行われる将来は想像以上に近くやってくるかもしれません。特に大企業にとってもメリットが大きい制度なので、期待は高まります。
とはいえ難しさも当然あります。これまでの終身雇用型で忠誠心の瓦解と混同して、プロジェクトのチームへの貢献まで不十分にならないか。新しい世代と従来の人材に働き方や関係構築において埋まらない溝が生じないか。
遠隔のコミュニケーションで生じる齟齬や、社外でのコミュニティの充実、イノベーションを期待する一方でセレンディピティ(偶然の出会い)が欠如した現在のオンライン環境など中長期で考える問題はいくつもあります。
従業員もオフィスも株主も実際の物理的な空間にいなくなったとき、会社の存在が単なるメディアになってしまうのか、ハブとして機能するのかという焦燥感にも襲われます。
働き方の改革や株主総会のオンライン化に合わせて、個人投資家や株主も増えていきました。非上場会社でも「イークラウド」のような株式型クラウドファウンディングがあり、ドラスティックな変化は絶えず起きています。
とはいえ自分は創業間もない身であり、将来の心配だけでなく、まずは足元をしっかりと固めていかなければなりません。
今日はVRの話題としてはご期待から逸れるものでしたが、自戒も込めて。
明日は必ずユニークなトピックを見つけてきます!
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会社のみんなとドーナツ食べます。