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全然知らない学会のポスター発表をタピオカ飲みながら巡りたい話|今日の「ヤバい!VR」#8

こんばんは。
ARの会社を設立した大学院生(@iwhododo)です。
VRは注目の高い領域だけに、日々大量のニュースを目にします。
そこで毎日1つだけVRに関連したトピックを取り上げてお届けしています。
※ちなみに選定基準は100%の独断と偏見に基づきます。

今日のトピックは「家族参加の国際VR学会が開催決定」です。

この記事のまとめ

VRで「Japan XR Science Forum 2020 in US Midwest」が7月12日に開催
親子科学教室などのユニークな企画も登場
Vket主催のHIKKYがXRパートナーとして全面協力

門戸を開くVR学会

研究者とその家族が参加するバーチャルリアリティ学会「Japan XR Science Forum 2020 in US Midwest」の開催を,一般社団法人/米国NPO法人「海外日本人研究者ネットワーク」とNPO法人「ケイロン・イニシアチブ」が発表しました.

2020年7月12日(Sun)日本時間7時から開催予定です.
参加登録はは学会Webサイト(こちら)から.

With-COVID-19時代のサイエンスフォーラムの新機軸

当初は在シカゴ日本国総領事館にてオフラインで開催が企画されていた本フォーラムは,新型コロナウイルス(COVID-19)の影響で他のイベントと同様に,オンライン開催を余儀なくされました.

しかしこれを機に,単なる動画配信に留まらず,XR技術を活用した新しい形のサイエンスフォーラムを提唱しています.

学会では参加者がアバターを介して次のような企画が楽しめます.

- 細胞 X 最新技術
- 免疫・アレルギー X 皮膚
- 留学のすゝめ
- 異分野交流
- 親子科学教室

通常では混ざり合わないテーマと参加者の組み合わせから,新たな知の閃き(セレンディピティ)が生み出されることが期待されています.

Vket主催のHIKKYがXRパートナーとして全面協力

世界最大のVRイベント「バーチャルマーケット(Vket)を主催してきたVR法人HIKKYが,本フォーラムのXRパートナーに就任.Vketで培ったノウハウを活かして発表の技術的なサポートを務めます.

誰でも行ける見本市な学会

実際のところバーチャル空間で学会が行われた事例は既にあります.
学会という言葉に心惹かれる人はごく一部でしょう.
それでもやはり今回のVRでの学会開催は有意義な企画だと思います.

これまでに行われたVR空間での学会はVRやHCI(ヒューマンコンピュータインタラクション)について取り扱ったものが主でした.

今回発表が予定されている「細胞 X 最新技術」,「免疫・アレルギー X 皮膚」のようなVRとは直接関係のない医療分野での発表や「親子科学教室」による家族の参加が肝要です.

敷居が高い学会のイメージを打破する一助となるでしょう.
もちろん従来通りの学会や研究を深める取り組みは今後も必要です.
その一方で,私は個人的に分野の敷居をグッと下げたオープンな機会を欲しています.これを拡大した先には東京モーターショー化する学会を幅広い人が楽しめるかもしれません.

東京モーターショーにおいて,来場者のお目当ては最新のEV技術について知ることかもしれません.立体的なコースを走るトミカかもしれません.近未来的な実験車両かもしれません.あるいはコンパニオンの撮影かもしれません.多様な目的で楽しめる見本市です.

学会もそれぞれの楽しみを享受できる形が登場することを期待しています.

もちろんコンピュータ系の国際会議などは既にその要素が強いものも少なくありません.魅力的なアプリケーションには子どもも惹きつけられます.

とはいえ他分野でも先端研究の面白さを伝えたり,異分野との出会いでセレンディピティが生まれたりすることが,これからますます求められます.

VR技術を用いればコストや場所の問題を柔軟に解決することが可能です.
今回のVR学会が,その契機のひとつになってくれると期待しています.

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会社のみんなとドーナツ食べます。