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グループ・カドー50周年記念特別展

こんにちは!今回は東京芸術劇場の地下アトリエイーストとアトリエウエストで開催されている「グループ・カドー50周年記念特別展」をご紹介します。
カドーとは、フランス語の「Cadeau」が由来であり、小さな贈り物、小さな親切を意味します。総勢36名の画家達が集結した展示です。どんな作品があるかみてみましょう。

最初にご紹介するのは、土門槙氏の《ルドンの花束Ⅰ》です。ルドン、とは19世紀末フランス象徴主義美術を代表する作家です。ルドンの後期の作品で、三菱一号館美術館に所蔵されている《グラン・ブーケ》を題材にした作品のようだと感じました。円熟期に入ったルドンの鮮やかで深みのある醒めるようなブルーがしっかりと再現されており、ルドンへの愛をひしひしと感じる作品です。

お次に紹介するのは原良次氏の《花集め》です。先ほどの花束とは少し雰囲気が違います。どことなく、ジャン・フォートリエの花束を彷彿とさせる作品で、アンフォルメルの影響を感じさせます。激しい筆致から浮かび上がる花のイメージが印象的です。

いかがでしたか。こちらの展覧会は、2つのギャラリーを同時に使用しているためゆっくり時間をかけてたくさんの絵画を鑑賞できます。紹介した2作品だけでなく他にも多様な作品が目白押しです。会期は10月1日まで。18時までオープンしています(最終日は16時まで)。
ぜひ、足を運んでみてくださいね!

◯ グループ・カドー50周年記念特別展
https://www.geigeki.jp/performance/20230926aw/

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