経験ハウリングの法則
そろそろ、経験ハウリングについて話したい。
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ライブハウス、ホール、会議室などで
マイクを使ったときの「キーン」という大きく不快な音。
体験したことがある方は多いのではないだろうか。
この現象をハウリングという。
Web会議が活発になって昔より身近になったような気がする。
ハウリングが起こることを「ハウる」「ハウった」と言ったりする。
バンドではハウリングを上手く使った曲作りなんかもある。
例えば、学生の頃よく聴いていた日本のheというバンド。
イントロだけで飯が食える格好良さだ。
こんな風にハウリングは素敵な演出にもなる。
ちなみに、ハウリングの仕組みを図解するとこんな感じ。
さすがYAMAHAさん。
最近、ハウリングがさまざまなジャンルで発生していることに気づいた。
この現象が経験ハウリングである。
例えば、仕事が嫌だなと思う気持ちは自然と同じ思考がぐるぐる回って嫌な気持ちが増幅してしまったり、仕事ができる人にさらに仕事が集中し負荷増大とともに能力が向上したり、自己投資が盛んな人が得た成果からさらなる自己投資にリソースをツッコんだりしている。
「経験」を「ハウらせる」、経験ハウリング。
ポイントは、
・意識して制御しない(あるいは制御すると)と自動的に増幅し続ける
・乗数的にレバレッジ(てこ)が効くのでハウリングしている/していないの差が著しい
・力学のように自然とあるべき状態へ集中し増幅していく
というところだと思う。
「意識的にハウらせられているか?」
あるいは
「無意識下でハウってしまってないか?」
を俯瞰したい。
なお、経験ハウリングは造語だ。さっき思いついた。
2次試験後の体調不良に加え、ブロゲの書き方を忘れてしまったようなので、このくらいでなにとぞしたい。
なにとぞ。