モノには想い出が残る
そろそろ、体験+お土産のパッケージは強い話をしたい。
「モノには魂が宿る」
これは日本特有の文化らしい。
似たような考え方で、
「モノには想い出が残る」
こともある気がしてならない。
そのモノを触ったり見たりすれば、そのときの記憶を鮮明に呼び起こせる。
栃木県那須郡。
トレジャーストーンパークという「宝石探し」ができるアクティビティ施設がある。
宝石探しトレジャーストーンパーク 那須高原 / 北関東最大級の「宝石探し」ミニテーマパーク (treasurestonepark.com)
クリスタルリバーと地下鉱山で砂のなかに埋まった鉱石をスコップで掘り起こす。クリスタルリバーは稀に魔法のカギを見つけることができ、大きなジオード(晶洞)と交換できる。地下鉱山はホンモノの鉱山のような作りで低い天井、薄暗い採掘場で鉱石を掘り出すことができる。発掘した鉱石は砂を洗い落として持ち帰れる。予約はいつも一杯。
娘と妻が好きで何回か遊びにいっているが、行くたびにこの施設の戦略に関心してしまう。
例えば、
(いってしまえば買えば手に入る)鉱石を砂に埋め、時間制限を設けることでアトラクションに昇華
魔法のカギの存在、クリスタルリバーと地下鉱山で手に入る鉱石も微妙に違っており、収集欲を刺激
感覚を刺激する仕掛けがある。クリスタルリバーでは人工川のようになっていて冷たい水に手を入れて鉱石を探す。地下鉱山では薄暗く足場の悪い採掘場へ向かい、物語性がある。
自分で見つけた鉱石を自分で洗い、持ち帰えれる。
など。
五感を刺激する体験とそれを想起できるお土産がセットになっている秀逸なプログラムである。「1県1トレジャーストーンパークがあっていいのでは…」などと放言をして、収益性、多店舗展開の課題、似たフォーマットで他業界へ展開するには?など妄想を膨らませた。
気になって運営会社や経営されている方を調べると、「キャンプ・アンド・キャビンズ那須高原」という子ども連れのフォーカスした総合アクティビティ宿泊施設にも関わっているようだった。
こどもにきゃんぷ!キャンプ・アンド・キャビンズ那須高原(北関東/栃木県)| 初心者にも安心のコテージ! (camp-cabins.com)
このキャンプ上、なかなか予約が取れないらしい。
キャンプ・アンド・キャビンズはこれまでのキャンプ事業の経験を活かしつつ、トレジャーストーンパーク的な要素も組み込んだ素晴らしいスポットになっていた。
子がもう少し大きくなったら行ってみたい。
そして、ココでも体験+お土産のパッケージが大切にされていそうだ。手ぶらでは帰らせない。
モノには想い出が残る。
そのモノを触ったりみたりするとそのときの記憶を鮮明に呼び起こせる。
なにとぞ。
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