見出し画像

ミュンヘンにサッカーを見に行ったらとんでもない試合だった⑧

こんにちは!

今回も海外のスタジアムを訪れた。ドイツのビッグクラブ、バイエルン・ミュンヘンのホーム、アリアンツ・アレーナ


そこでは、とんでもない試合が起きた。サムネイルの通り、バイエルン・ミュンヘンが1試合で9ゴール。

今回は試合の体験談とスタジアムを紹介する。

何の試合を見たか


今回はドイツ国内のリーグ戦、ブンデスリーガではない。ヨーロッパのクラブ同士が戦うUEFAチャンピオンズリーグの試合。
対戦相手はクロアチアの強豪、ディナモ・ザグレブである。

クロアチアのリーグレベルはブンデスリーガより低いが、それでも強豪チーム。大勝しても、4~5点を挙げれば関の山だろう。

ただ、バイエルン・ミュンヘンは昨年ブンデスリーガ11連覇が止まり、是が非でも優勝したい。8月中旬の開幕からフルスロットで勝ちを積み重ね、直前の試合は3-2、2-0、6-1と得点を連発していた。

バイエルンに追い風がビュンビュン吹いた状況だったのだ。

試合の雰囲気

19:00 開門

開門は試合開始の2時間前、ドイツではまだ日が落ちていない。

既に多くのサポーターがスタジアムにいた。ほとんどがバイエルンサポーターだが、相手チーム(ディナモ)もちらほら。

ニコちゃんマーク周辺がディナモ・ザグレブのサポーター

相手チームのサポーターは3階席に隔離されるのがお約束。

ウォーミングアップ中

1時間前から両チームの練習がはじまり、相手にはブーイングを、味方には拍手で出迎え。

しかし、陽が落ちたスタジアムは寒い。ミュンヘン自体、9月中旬で最高気温が20℃を下回っていたので、厚着すべきだった。

20:50 スタメン発表

試合開始10分前にスタメン発表。バイエルン・ミュンヘンの選手紹介では、DJがファーストネームを言った後に、観客全員でファミリーネームを叫ぶ。

(例)GKマヌエル・ノイアーの場合
DJ:「マヌエル」
観客「ノイアー!」
11人+リザーブの選手分繰り返す。

観客が一体となる、この瞬間が好きだ。

本日のスタメン!!

そして、選手入場。

チャンピオンズリーグのアンセムが聞けた。

21:00 前半キックオフ


遅い時間だが、キックオフ!開始からバイエルンがボールを持ち、終始ディナモを圧倒。

10分頃にバイエルンはネットを揺らすも、オフサイド。しかし、19分にPKをケインが決めて先制。その後はゲレイロとオリーセに得点が生まれ、3-0で前半を折り返す。

前半で3ゴール。バイエルン有利の状態となった。

22:00 後半キックオフ

(勝ちを確信したのか)後半からGKのノイアーを交代し、控えGKのウルライヒが入る。開始直後、一瞬の隙を狙われ、立て続けに2点を失う。2点目は、ディナモ所属の日本人DF、荻原拓也のCL初ゴール。

日本人選手の活躍は嬉しいけど、今日はバイエルンサポ。応援が通じたのか、バイエルンは後半で6点も決めた。ゴールに迫れば、全て入る雰囲気があった。ディナモは守備が崩壊しすぎ(笑)

得点者
(バイエルン)
ケイン④(19分(PK)、57分、73分(PK)、78分(PK))
ゲレイロ(33分)
オリーゼ②(38分、61分)
ザネ(85分)
ゴレツカ(92分)
(ディナモ)
ペトコビッチ(48分)
荻原拓也(50分)


ハリー・ケインが無双しているが、怪我明けのザネの得点が嬉しい。最高の試合だった!!

しかし、サッカーで9点も入るのか・・・
おそらくこのスコアは当分見ないだろう


スタジアムの情報

ここからはスタジアムの情報。現地観戦の参考にしてほしい。

スタジアムへのアクセス

スタジアムへは大半のサポーターが地下鉄を使って訪れる。
街の中心マリエンプラッツ(Marienplatz)からU6号線一本で20分程度。フレットマニング(Fröttmaning)駅で下車しよう。

構内の写真。写真後方の歩道橋のさらに後方にスタジアムがある。


ホームを降りると、右へ進むと、白い強化ガラスに覆われたスタジアムが見えてくる。スタジアムへ続くスロープを5~6分ほど上れば入口だ。

※手荷物検査が結構厳しい。スタジアムに入る前に、リュックサックなどを事前に預ける必要がある。

スタジアムの内部

なんと言っても目を引くのは、白い強化ガラスに覆われた外観だ。

試合開催がない日に撮影。

スタジアムが完成したのは2006年。この年のサッカーワールドカップに建てられたが、完成当初は、UFOや巨大な宇宙船と呼ばれていた。

外壁を作る半透明の特殊フィルムは日本企業のAGCが作っていて、ライトアップもできる。バイエルン・ミュンヘンの試合日だと赤くなり、時にはバイエルン州旗の水色&白に。レインボーになったこともある。

バイエルン・ミュンヘンの試合日

スタジアムの内部の様子はこちら!
バイエルン・ミュンヘンのカラーに合わせて、座席は赤く装飾されている。

ゴール裏にはバイエルン・ミュンヘンのロゴ、バックスタンドにはFCBayernMunchenと書かれてある。私は今回、ゴール裏2階席で観戦したが、スタンドに傾斜があり、ピッチが近く感じられた。


スタジアムのグルメ

スタジアムの1階席を結ぶコンコースにある店は大体同じ物を売っていた。

私が注文したのはbratwurstのホットドッグとビール。ホットドッグは売店の隣にケチャップとマスタードのスタンドがあり、かけ放題だった。

ビールはミュンヘン六大醸造所の1つ“Paulaner”が売られていた。

因みにビールの容器は2€を追加で払えば、バイエルン・ミュンヘン柄の特別な物を用意してくれる。

旅の記念に買ってみよう!

Allianz Arena(アリアンツ・アレーナ)
開場:2005年
収容人数:68,000席(収容は71,000人)
所有者:FCバイエルン・ミュンヘン(2025年までの賃貸契約)
所在地:ドイツ・ミュンヘン
住所:Werner-Heisenberg-Alee 25, 80939 Minchen
アクセス:地下鉄U6号線フレットマニング(Fröttmaning)駅を降りて徒歩5分


バイエルン観戦のお約束

最後に、バイエルンの選手がゴールを決めたときのレスポンスを紹介する。
以下の流れに従って、ゴールを決めた選手の名前をコールしよう。

(例.ハリー・ケインがゴールした場合)

運動会でお馴染みのBGM「天国と地獄」が流れ、サポーターがタオルを振り回す。

DJ:TOR!!!(ドイツ語でゴールの意)

DJ:ハリー!(ファーストネーム)
観客:ケイン!(ファミリーネーム)
3回繰り返し、一番最後はDJに従いゆっくりコール。

DJ:バイエルン!
観客:Eins!(ゴール数、1点目ならEins、2点目ならZweiといった感じ、今回は9点目までやった笑)
DJ:ディナモ・ザグレブ!(相手チーム)
観客:Null!(0点。相手が何点入れていようとNullと叫ぶのがお約束)
DJ:Danke!(ありがとうございます)
観客:Bitte!(どういたしまして)

このやりとりも観客の一体感を感じられてとても楽しい!!が、9回もやったので、最後はドイツ語の数字を思い出すだけで精一杯。

もっとドイツ語を勉強せなあかん。


まとめ

バイエルン・ミュンヘンの現地観戦に訪れたのは2回目。2020年2月21日、大学3年生の冬休みにドイツ旅行したときが初観戦。相手は、当時ブンデスリーガ最下位の田舎クラブ、パーダーボルンで、余裕の勝利。

初めて観戦した頃の得点ランキング
レヴァンドフスキがバイエルンにいた頃↓
ロベルト・レヴァンドフスキ

今回は、UEFAチャンピオンズリーグ予選の抽選に参加し運良く席をあてた。バイエルンのチケットは人気が高すぎて、ほとんど手に入らない。

それでも、赤いユニフォームやフラッグ、熱心なサポーター。赤く染まったスタジアムの熱気はとても凄まじい。

ドイツビールとソーセージを片手にあなたもアリアンツ・アレーナへ!!


いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集