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2025年は国立から

2月8日(土)東京 国立競技場
日本中が寒波に包まれる中、今年のJリーグの前哨戦となる試合が開かれた。


#FUJIFILMスーパーカップ  である。対戦カードは2024年のJ1リーグ優勝チーム #ヴィッセル神戸 と準優勝チーム #サンフレッチェ広島


Jリーグ2連覇したが、スーパーカップでは川崎に屈したヴィッセル神戸。
終盤戦の悔しさを晴らしたいサンフレッチェ広島。

それぞれ勝ちたい思いは強い。今季の Jリーグを占う試合を見に行った。


スーパーカップとは

Wikipedia大先生によると、スーパーカップとは2つの異なるレギュレーションの大会の勝者同士、例えば「リーグ戦勝者」と「カップ戦勝者」が対戦する大会を指す。

例えば、プレミアリーグは、リーグ王者とFAカップ王者が戦うFAコミュニティ・シールドがそれに該当する。
Jリーグだと、前年のJ1王者とカップ戦(天皇杯)王者が戦う試合だ。

宣伝ポスター

だが、2024年は特殊で、J1と天皇杯の両方でヴィッセル神戸が優勝。この場合はJ1で2位のチームが繰り上げで出場するルールになっている。
そのため、サンフレッチェ広島が出場した。

さて、サンフレッチェ広島だがこのスーパーカップとは奇妙なほどに相性が良い。過去に4度の出場経験があるが、4戦全勝である。
天皇杯決勝は6戦全敗なのにね(笑)

5度目のスーパーカップ制覇ができるか楽しみだった。

スタジアム周辺の様子

2025年1発目のJリーグ公式戦なので「Jリーグ初詣」と題し、先着50,000名に福袋が配られた。

袋は表面にJリーグ全クラブのマスコットがプリントされている。中には、両チームのロゴが入ったシールに、サッカー専門雑誌「エルゴラッソ」の特別版が入っていた。

Jリーグ全チームのマスコットがデザインされた袋。

屋外では、映画「孤独のグルメ」とコラボし、Jリーグ各クラブのスタジアムグルメが売られていた。

Jリーグ公式サイトより

メニューを見たらなぜか牛串が多かった。そういえば、ヴィッセル神戸のマスコットキャラクターは牛をモチーフにした「モーヴィ」
これに因んで神戸戦の前に験担ぎをこめて、牛を食べる習慣がある。

キッチンカーには長蛇の列

1個くらい食べておけばよかった。

ともかく、「孤独のグルメ」とはそういうコラボもあったみたい。

スタンドの様子

サンフレッチェ広島が改築後の国立競技場で試合をするのは2022年のルヴァンカップ以来。

スタンドには多くのサンフレサポーターが集結。
昨年の悔しさを晴らすべくスタンドから熱い声援を届けた。

紫のフラッグに囲まれ、スタンドは盛り上がっていた。

試合のスタメン

この試合のスタメンは2枚の写真の通り。

サンフレッチェ広島。ほぼベストメンバー
ヴィッセル神戸。主力は軒並みベンチ。

サンフレは新加入のMF田中聡(←湘南)、FWジャーメイン良(←磐田)が共に先発。その他の選手は昨季からほぼ変わらぬベストメンバーであった。

一方で、神戸はまさかのFW大迫勇也、FW武藤嘉紀、DF酒井高徳、GK前川黛也といった主力を温存。3日後に迫ったACL Eliteに向けたものだと思われる。

だが、控えメンバー中心でも私は勝てると思えなかった。後半から主力が出れば、一瞬で試合がひっくり返される。現に昨年7月の試合も後半で2点決められ、逆転負け。J1王者の底力を甘く見てはいけない。

さて、現実はどうなったか。試合経過を見ていこう。

試合経過

13時35分キックオフ。

先制したのはサンフレッチェ広島。
前半12分、右サイドの中野就斗のクロスをトルガイ・アルスランが頭で合わせて先制。昨年は14試合で8得点。「紫の魔法使い」こと、トルガイ先生は今季も健在だった。

先制!

アグレッシブに攻め立てるサンフレ。時折、ヴィッセルにカウンターを喰らう場面もある。後半開始早々、フリーでシュートを打たれるが、守護神大迫敬介が身体を張ってセーブ。


ハーフタイムにはRAMPAGEのパフォーマンスも。
J1全20クラブの旗が出てくるのがエモいね。


そして63分、神戸が大迫・武藤・酒井の3選手を同時投入。
いよいよ、神戸が本気を出してきたと応援する側も気合を入れる。最高の選手相手に勝ちきってくれ、と願うばかりだった。


必死で守る守備陣。逆に70分、途中出場の菅大輝のクロスに頭で合わせたのは荒木隼人。

YAVAYヘディングが決まってリードを2点に広げる。

荒木隼人(試合終了後のインタビュー)

このあと90分には神戸のFW大迫勇也のシュートがサンフレのゴールを割るも、オフサイドで得点は認められず。

サンフレッチェ広島が5度目のスーパーカップ制覇を成し遂げた。

勝利!


試合終了後

選手もサポーターは歓喜に包まれ、表彰式が始まる。
キャプテンの佐々木翔がトロフィーを掲げ、喜びを爆発させる!

Jリーグの三大タイトルではないが、表彰式で選手が喜んでいる姿を見るとこっちまで幸せになってくる。

勝つって最高にいいね!

歓喜のイレブン

式後、サンフレの選手がスタンドのサポーターのもとへ。報道陣がカメラを向ける中、踊り出す若手三人衆。

(左から)越道草太、山崎大地、中野就斗、サンチェくん

チ-ムのムードメーカー3人は相変わらず元気だった。
こんなに元気な若手がいることでチームに活気が溢れる。

このチームは熱気があり、まだまだ強くなれる。
2025シーズンに向け希望をくれた一日であった。

サンフレの選手がロッカールームに戻り、気づけば夕方16時。
国立競技場に降り注ぐ夕陽はメダルと同じ色に輝いていた。

あとがき


ヴィッセル神戸も戦略的に考えて、今回のメンバーを選択したと思う。だができれば大迫や武藤がスタメンで出てきてほしかった。強いチームを90分間圧倒できれば、選手たちもも自信がついたはずだったと思う。

だが、何はともあれ、サンフレッチェ広島の勝利である。2025年最初の公式戦で幸先よくスタートを切れた。

12日にはACL2の遠征でベトナム、16日はJ1開幕戦を町田で迎える。
怪我せず、選手の皆さんが今シーズンを走りきってくれることを願います。

タイトルとろう!

J1開幕戦、町田で会いましょう!

今年もサンフレッチェ広島を全力で応援します!


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