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【雑感】サンフレッチェ広島~2024シーズンの展望~※9/11更新

こんにちは。

大のサンフレッチェ広島サポーターのTakeshiです!

2024年のJ1リーグも残すところあと9試合。サンフレッチェ広島J1で首位に立った!(※2024/09/01現在)

とうとう首位に立ちました!

さらに天皇杯とJリーグカップの国内カップ戦は、現状両方とも残っている。つまり、サンフレにはJ1・天皇杯・リーグカップ国内三冠を達成できる可能性がある。

もし達成したら、2000年の鹿島アントラーズと2014年のガンバ大阪に次ぐ3チーム目の快挙だ。

2022年にドイツ人監督ミヒャエル・スキッベが就任して以降、着実にステップアップを重ねてきた。前線からプレスをかけてボールを奪い、カウンターでゴールに迫る戦術が浸透している。

2020年  J1:8位,天皇杯:参加せず※1 Jリーグカップ:GS敗退
2021年※2 J1:11位,天皇杯:2回戦敗退 Jリーグカップ:GS敗退

(スキッベ就任後の成績)
2022年 J1:3位,天皇杯:準優勝,Jリーグカップ:優勝!
2023年 J1:3位,天皇杯:3回戦敗退,Jリーグカップ:1次リーグ敗退
2024年 J1:1位,天皇杯&Jリーグカップ:ベスト8 (2024/09/01現在)

※1:新型コロナウイルス感染症のため、J1からは1位と2位だけが参加。
※2:第34節~第38節は沢田謙太郎ヘッドコーチが指揮。

かつてプロ野球の名将、野村克也氏はヤクルトの監督就任時にこう言った。
「1年目には種をまき、2年目には水をやり、3年目には花を咲かせましょう。」この言葉に従うと、今年のスキッベ体制は集大成となる1年だ。

さらに今年はアジアの大会「ACL2」にも出場するので四冠の可能性がある。

ただ、それは過密スケジュールとの戦いでもある。サンフレッチェ広島の夏の戦力補強と今後の日程を振り返り、残りのシーズンを占ってみよう。

戦力補強状況

クラブを退団した選手と入団した選手に分けて説明する。

退団選手

・MF:川村拓夢(→レッドブル・ザルツブルク、オーストリア1部)
・MF:野津田岳人(→ブリーラムユナイテッド、タイ)
・FW:大橋祐紀(→ブラックバーン、イングランド2部)

今夏は3人のビッグネームが退団した。
川村選手は、広島&サンフレユース出身の24歳。J2での武者修行を経て、2022年中盤のレギュラーを掴んだ。勝負を決めるゴールを連発していたのが印象深い。


森保監督にも認められ、日本代表にも選出された。

最終戦でのチャントの合唱には涙が止まらなかった。

野津田選手も広島&サンフレユース出身の30歳。彼もJ2クラブでの武者修行が長かったが、スキッベ監督に見いだされ、2022年の躍進に貢献した。

ミルクボーイの駒場に似ているとファンの間で有名だった。

2人とも広島市出身の地元戦士だったので、かなり寂しい。

大橋選手は今年湘南から加入した27歳。13得点を挙げた昨シーズンは、平塚でサンフレ相手に決勝点を決めていた。私はその試合を現地観戦しており、加入発表時「えっ、うちに来るの?」と反応した。

2023年8月5日 J1第22節 レモンガススタジアム平塚にて

複数のJクラブの中からサンフレを選んでくれたおーちゃん。
浦和との開幕戦の2ゴールは永遠に語り継がれるだろう。

2024年2月23日 大橋の2ゴールから伝説の1年が始まった。

7月までに11ゴールを決め、文句なしの働きだった。

みんな、本当にありがとう。新天地でさらなる活躍を願っている!
そして、いつかまたピースウイングのピッチで会おう。


入団選手

MF:トルガイ・アルスラン ←メルボルン・シティFC(オーストラリア)
MF:川辺駿 ←スタンダール・リエージュ(ベルギー)
FW:ゴンサロ・パシエンシア ←VfLボーフム(ドイツ)

今年の夏は世界各地から3人の実力者を広島に招き入れた。

トルガイ選手はドイツとイタリアでレギュラーとして活躍。昨季はオーストラリア・メルボルンで12ゴールを上げ、得点能力が開花。

セレッソ大阪戦では終了間際に2ゴールを、FC東京戦ではハットトリックを達成。リーグ戦の出場時間175分で5ゴール。信じられないわ(笑)

あまりの決定率にトルガイ選手は「紫の魔法使い」と呼ばれている

彼のおかげで今日もピッチには魔法がかかっている。

そして、サポーターが待ち望んでいたのが、川辺駿選手の復帰だ。

サンフレッチェ広島公式サイトより

川辺選手も広島&サンフレユース出身。彼はベルギー1部でバリバリのレギュラーとして活躍しており、3年振りの復帰には誰もが驚いた。
海外クラブのオファーを蹴って広島に戻ってくれるのは嬉しい。

あと、ゴンサロ・パシエンシア選手の加入発表はいつになるのだろうか?
と思ったら、3日昼には加入記者会見が行われた。


超イケメン!

パシエンシア選手はポルトガル代表歴もある30歳のFW。フランクフルトに所属した19-20シーズンはリーグ戦で7ゴールを決めた。ボーフムのチームメイト、浅野拓磨からサンフレッチェ広島の情報を聞いたそうだ。


選手が移籍しても、打ち出の小槌のように代わりが入ってくる。
かつての高年俸選手を次々放出するような動きはもうない。実力のある3選手の加入で、質の高いターンオーバーができるようになった。

戦力的にはJ1トップクラス。これで過密日程も乗り越えられそうだ。

今後の試合日程

9月

4日:Jリーグカップ 準々決勝 第1戦 名古屋グランパス@豊田スタジアム 1-0
8日:Jリーグカップ 準々決勝 第2戦 名古屋グランパス@ピースウイング 1-2(PK戦:1-3)
11日:天皇杯 準々決勝 ガンバ大阪@ピースウイング

14日:J1第30節 鹿島アントラーズ@県立カシマサッカースタジアム
18日:ACL2 グループステージ第1戦 カヤFC・イロイロ@ピースウイング
22日:J1第31節 横浜F・マリノス@ピースウイング
28日:J1第32節 FC町田ゼルビア@ピースウイング

中2~3日で試合を行うハードスケジュールだ。

負けたら敗退のカップ戦は気が抜けない。天皇杯の対戦相手ガンバ大阪は2015年の天皇杯決勝で負けた因縁深い間柄。リーグで2番目に失点が少ない守備陣を粘り強く崩していこう。

天皇杯ベスト8!

J1も、鹿島・マリノス・町田の強豪と当たるので全く気が抜けない。特に、町田は首位争いの直接対決。勝てたらかなり優位に立てる。


10月

※ここからはリーグカップと天皇杯で勝ち残った前提で話を進める。

10月
3日:ACL2 グループステージ第2戦 Eastern(香港)@Mong Kok Stadium
6日:J1第33節 ジュビロ磐田@ヤマハスタジアム
9日:Jリーグカップ 準決勝 第1戦※1
13日:Jリーグカップ 準決勝 第2戦※1

19日:J1第34節 湘南ベルマーレ@レモンガススタジアム平塚
24日:ACL2 グループステージ第3戦 シドニーFC@ピースウイング
27日:天皇杯 準決勝※2
30日:J1第35節 京都サンガF.C.@ピースウイング※3

※1 北海道コンサドーレ札幌と横浜F・マリノスの勝者と対戦予定。
※2 レノファ山口FCと横浜F・マリノスの勝者と対戦予定。
※3 11月3日開催の可能性あり。

両大会の準決勝で、2022年のJ1王者マリノスと当たる可能性が高い。

今季序盤、マリノスは監督の戦術がはまらず二桁順位に沈んだ。でも、もともと実力者揃いのチームは監督交代後に調子を上げ、J1で6位にいる。

また第1戦でマリノスが6-1で勝ったので、間違いなく準決勝で対戦するだろう。ただ、マリノスもACLに出場するので負担はやはり大きい。さらに今季は失点が激増しており、付け入る隙はあるはずだ。

Jリーグ YBCルヴァンカップ 公式サイトより

しかし、9月8日のルヴァンカップ準決勝第2戦ではPK戦までもつれた激闘の末、グランパスに敗北。連戦の疲れがあるとはいえ、オウンゴールの失点が悔やまれる。
とはいえ、ここまで国内三冠の可能性を持たせただけでも、クラブが強くなれた証拠である。来年優勝カップを一緒に取りに行こう!

一方、10月のJリーグはすべて下位のチームと対戦。だが、優勝のためには1試合も落とせないから気を抜かないでほしい。


11月&12月

いよいよカップ戦の決勝、そしてJ1最終節だ。

<11月>
2日:ルヴァンカップ決勝 @国立競技場
3日:J1第35節 京都サンガF.C.@ピースウイング※4
7日:ACL2 グループステージ第4戦 シドニーFC@Jubilee Stadium
10日:J1第36節 浦和レッズ@埼玉スタジアム
23日:天皇杯決勝 @国立競技場
28日:ACL2 グループステージ第5戦 カヤFC・イロイロ@マニラ
30日or1日:J1第37節 北海道コンサドーレ札幌@ピースウイング
<12月>
5日:ACL2 グループステージ第6戦 Eastern(香港)@ピースウイング
8日:J1第38節 ガンバ大阪@Panasonic Stadium Suita

※4 10/30(水)開催の可能性あり

J1の対戦相手はやはり最後まで侮れない。
・キャプテンと副キャプテン、後任のキャプテンが一気に退団した浦和
・残留争いで必死の札幌
・天皇杯のリベンジに来るであろうガンバ大阪

結局、最後まで熱い試合が見られるだろう。
ACL2の遠征が2つも入っていて、コンディションが気がかりだが、経験豊富な新入団選手やベテラン陣を活用してターンオーバーを機能させたい。

あとは、国立でサンフレが勝つ姿が見たい。

サンフレッチェ広島公式サイトより
サンフレッチェ広島公式サイトより

「この景色をもう1回見せてくれ。」


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